BLOG・BLOG

東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

2015-03-01から1ヶ月間の記事一覧

個人的に名曲!「You Make Me」

たまーに、僕は自分の好きなアーティストについて記事を書いていたりするのだが。 実のところ、僕はアーティストとして好きなことよりも、曲単位で好き嫌いが決まっていることが多かったりする。アーティストとして好きというのは、本当にごく一部だ。 つー…

自分が作っている音楽の話題

僕のHP「イン・ザ・パズル」の音楽コーナーに貼り付けられている、音楽群だけれども、これは全部、3DSで作ったものである。正確に言えば、DS用ソフト「KORGM01」及びそのダウンロード版である「KORGM01D」を利用して作ったものだ。まあ、音源を聴けば明らか…

最近…

なんだか、力が入りすぎている気がする。 もともと、このブログは暇つぶしにてきとーなノリで書くと決めていたブログだし、今でもそのつもりで記事を書いている、はずだ。けれどもなーんか、最近真面目に記事を書きすぎちゃってるなぁと思うので、久々に、と…

掌編:天使の性別

たまに、心の中で少女が疼く。僕は男だというのに、そして、性同一性障害のようなものを持っているわけでもないのに、なぜか、ふと、少女が芽生える。街を歩いていると、女性を目で追う時がある。性的な対象として見たためではない。憧れを持って見たためだ…

掌編:対話3

「最近、ココアにハマってるんだよね」「なにこれ、苦いんだけど」「それは純ココアだから仕方ないよ。砂糖を混ぜてゆっくり練って、自分好みの味に仕上げて牛乳で解いて飲むものだからね。自分好みにできるあたりが、僕のお気に入りなんだよね。とても美味…

更新報告:電子書籍

例によって、ちょっと書き溜まったので、電子書籍を更新! ------------- 足したのは、このブログの 掌編:誰かの掌 - BLOG・BLOGhtl.hateblo.jp から 掌編:運ばれる人 - BLOG・BLOGhtl.hateblo.jp までとなっています。 ---------------- 以上、すっごい適…

掌編:運ばれる人

冷たい……ソーダ水なのだから当たり前だ……氷……入っているので、なおのことだ……手が痛い……触れすぎていればそうなる……頭痛……ちょっと急いで飲み過ぎたからだ……爪が……ちょっとだけ紫めいている気がする……そんなに触っているから、氷がだいぶ溶けている……薄い………

掌編:わぁ

あまりにも実体がなさすぎるとはどうしたものか。それでいて、大した意味も存在していない(――実体のなさと相関しない形で、物事の重要性が担保されていることも十分ありえるわけで)のだから、実にどうでもいい話をしていると言えた。そのため、こちらが飽…

掌編:対話2

「背景はいると思う?」「いると思うって、私の目の前に絵なんて特にないのだけど。映画もないし」「でも、背景があるものはあるでしょ」「絵でも、写真でもなくて?」「うん」「それで、背景があるもの――あぁ、そういうこと」「そういうことなんだけど、で…

掌編:対話

「どうかな…それ、美味しいかな」「それって、ビーフシチュー? それとも、このサラダの方?」「サラダの方かな。ドレッシングの味を変えてみたのだけれど、分かるかなと思って……でも、あぁ、自分で食べてみて気がついたけれども、あんまり印象が変わらない…

掌編:身の回り

黄色い目薬をさす。赤い蜘蛛の背中に染み入って、蜘蛛はだんだんと身を細くした。徹夜明けの体に、朝は辛い。体のバランスがだいぶ狂っていた。椅子に座っていただけだというのに――いや、座っていただけだからこそ、節々がこわばってしまっていた。ほぐれる…

掌編:街

昼間は何も起こらない。確信を持って言えるが、ここは、昼間、なにも起こらない街だ。人が大勢居て、行き交っている一番の時間が昼間だが、同時に、昼間は滅多にはなにも起こらない。各丁目の住人たちは寝静まり、ビルの隷属は目を痛めている。被服の者達は…

進捗報告

前回の進捗報告から、またしばらく経って。 進捗報告 - BLOG・BLOG 進捗報告 - BLOG・BLOG 状況的には、どうにかクライマックスの直前には差し掛かったかなというところです。 なかなか、書き進まないのはいつものとおり。いや、というか、書き進まない原因…

掌編:青い瞳

もはや珍しくもなくなった。何気なく朝に感じる事が多いが、それでもどうでもいい。瞳がこちらを覗いていることは、いつでも気がついていたし、そして、それが大した発見になっているわけでもなかった。青い虹彩を最初は珍しいと感じてはいた。僕たちは黒い…

個人的に名曲!「Only a Northern Song」

たまーに、僕は自分の好きなアーティストについて記事を書いていたりするのだが。 実のところ、僕はアーティストとして好きなことよりも、曲単位で好き嫌いが決まっていることが多かったりする。アーティストとして好きというのは、本当にごく一部だ。 つー…

個人的に名曲!「僕の翼」

たまーに、僕は自分の好きなアーティストについて記事を書いていたりするのだが。 実のところ、僕はアーティストとして好きなことよりも、曲単位で好き嫌いが決まっていることが多かったりする。アーティストとして好きというのは、本当にごく一部だ。 つー…

父親の趣味を掘り出す。5

自分の親父の趣味をほじくり返すのって、まじ面白い。 唐突だが、最近になって、親父の昔のレコードコレクションを発見したので、それを探ってみることにする。ちなみに、親父はそんなに音楽に詳しくないが、「詳しくないけど、音楽を知っている顔はしたい」…

掌編:誰かの掌

節くれだった指が、そっと伸びていって一つの実を摘む。口に入れた途端に、存在は消えて、やがて、雲の隙間から降りてくるものを胸に留める。

アイディア

っていうのは、複雑な湧き方をする。 今回はちょっとばかし真面目に書きますけども、まあ、アイディアっていうのは、なかなか複雑な湧き方をするなぁと思うんです。人によっては、なんだか、よく分からない天の存在から、フワーって。フワーって、アイディア…

約束通り、電子書籍…

出しました。 『言うほど狂ってない』 東来杜著 例によって、掌編集ですよ。えぇ。 あと、PDFでまとめてあるんで、どうぞー。 http://puzzle.ho-zuki.com/images/not_insane.pdf 今後は、このブログの掌編は、この書籍を定期的に更新することでまとめていこ…

掌編:サーカス

今年のサーカスの一団は奇妙だ。ピエロがまずいないのだから、そして、ライオンがいないのだ。次にバレリーナもいない。体操選手、いるわけもない。団長がそもそもいない。酢を好んで飲んでもいない。空中ブランコの曲芸師たちも、見当たらない。そして、な…

掌編:きっと

「僕はまたきっと、周りの目を気にしながら『自分の意志でやりました』と、そう言い放って、周りを喜ばせるのさ。くだらない」 「実際は周りが怖いだけなのに」

New3DSLLで音楽を聞いていて…

ムジュラの仮面を買う際に、まあ、当然のごとく特別仕様のNew3DSLLを購入したわけだが、3DS、僕は音楽を聴くのにも使ったりする。もちろん、使うのはNew3DSLLにあらかじめ入っている例のサウンドプレーヤーである。 で、それで音楽を聞こうとして最近、戸惑…

この本面白かった

ぜって、小声で言っておく! 「なぜ小声なのか」という疑問はさておいて、いやはや、久々に読んでみたら素晴らしかったですよ。このSF小説は! 超生命ヴァイトン (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ) 作者: エリック・フランク・ラッセル,矢野徹 出版社/メー…

掌編:ファーベラルティン

人はみな、ファーベラルティンのせいだという。ファーベラルティンとは、誰かが事故で生成した、概念であり、それは絶え間なく、陽青色をしながらも、時折には黒天色と化していると言われる。概念的かつ、物質的で科学者の興味も突きず、哲学者の心も満たし…

掌編:気球

烈火を乗せた気球が飛んでいる。撃ち落としたくて、仕方ない烏たちは、必死に啄いて気球の膨らみを割ろうとするが、しかし気球の皮は思ったよりも厚く、まず破れない。パチンコを飛ばす子ども、戦闘機の機銃、対戦車ライフル、雷、様々を持って気球を撃つが…

”ゾーン”に突入するとヤバいことになる

なって、最近、痛感しています。 いやいや、あいも変わらず、なかなか小説が書き進まないこの頃なんですが、そんなこの頃であっても、突然と急激に執筆速度が高まる瞬間というのは当然あるわけですよ。よくスポーツなんかで言われるゾーンってやつですね。よ…

進捗報告

進捗報告 - BLOG・BLOG 進捗報告 - BLOG・BLOG 前回の進捗報告からちょっと経ちましたが……ヤバいです。ほとんど進んでない! というよりも、終盤の展開が実際に書いてみると微妙だったので、書きなおしている最中なのです。 しかも、何を思ったのか、気晴ら…

掌編:同じ場所へ

抱きすくめられて、声を上げた赤ん坊は、やがて夕日の背中に乗って旅立っていった/きっと、明日の午後には雨降りの中で、サーカスの傘を差した無邪気さに支えられて、一人で無事に目を閉じるだろう/浅い眠りの中で、曇天を見上げて、忘れてしまったはずの…

掌編:いんこは鳴かない

捉えられない街の中を歩いていた。この文章はそこで記されていたものを、私がそっとメモをし、それから、しばらくして、外にだすべきか否かを迷い続け、そうして、今ココに記すことにした文章である。この文章は街の空に、貼り付いていた。そして、夢を見る…