10月に読んだ本
2016年10月の読書メーター
読んだ本の数:6冊
読んだページ数:1152ページ
ナイス数:13ナイス
こっちのブログの更新を完全に忘れていました。なので、10月は無更新。本の方も、あんま読めなかったような……。不屈の棋士についてはいろいろ解説したいことが多いんだけれども、とても読書メーターの文字数では。。。
不屈の棋士 (講談社現代新書)
読了日:10月30日 著者:大川慎太郎
あそびあそばせ 2 (ヤングアニマルコミックス)
読了日:10月29日 著者:涼川りん
新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたちの感想
「昔は猿も食ってた」「死んだ遭難者を重油で焼いて…」「大物猟にはバカなオス犬がいい」「獲ったやつの血を犬に飲ませて…」「カモシカ撃ったらそいつが落ちて雪崩起きて…」「村からは百姓やらないで怠けてると言われてた」――――書ききれないほど、トンデモナイことしか書いてない! 伝説の山人、鬼窪さんの語り書きの一冊とのことだけど、いや、山とかに興味ない人でも一読した方がいいほどによく出来ている本。下手な小説よりも遥かに面白い。訛りの混じった「語り」と、経験しているからこその濃密な描写が文学としても素晴らしい。
読了日:10月26日 著者:
陽気なお葬式 (新潮クレスト・ブックス)の感想
個人的には「本当にリュドミラ・ウリツカヤの作品か」と思うほどに、三文小説のようなありきたりな内容で、少し唖然とする。陳腐な感情論にもうんざり。んー、翻訳の文章がウリツカヤの微妙なところを掬い上げていない可能性もあるが……。ロシア語には詳しくないので判別できない。とりあえずは「リュドミラ・ウリツカヤは良い作家だけど、人に勧めるときには、まず最初にこれだけは外す」とだけ…。
読了日:10月21日 著者:リュドミラ・ウリツカヤ
新装版 ウッディケーン・上 (KCデラックス)
読了日:10月21日 著者:横内なおき
少女ABCDEFGHIJKLMNの感想
うーん。どうでも。
読了日:10月8日 著者:最果タヒ
読書メーター
9月に読んだ本
2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:890ページ
ナイス数:17ナイス
漫画は入れないようにしたんだけれど…小説の量は増えず…。いや、クッツェー読んだりとかしてるから相変わらず、読めばスイスイ小説読めんだけどさ…。
イラストスタートアップガイド アクリル絵具 (Comickersテクニックブック)の感想
熊倉祐一だけ、完全我流なので塗り方がすごいことに…。
読了日:9月9日 著者:
u-1 kumakura works 1995~2001 熊倉裕一画集 (KCピース)の感想
しかし、こうして並べてみると画力変わりすぎ…。アメコミに強い影響を受けつつも、しかし、やっぱりちゃんと日本の少年漫画の文脈も受け継いでいる熊倉裕一の、その「アメコミと日本漫画のバランス」がどんどん完成していくさまが見れる画集。
読了日:9月8日 著者:熊倉裕一
おかしな家族の感想
最近「フランスでは親は子どもをベビシッターに預けさせて、二人のアムールを楽しむのが普通」とかいう話を読んだとき、強烈に「それでフランス、大丈夫か」と思ったものだが、ジャン・コクトーもそう思っていたらしい。ここに書いてあるのは、育児放棄する親への強烈な皮肉。子どもを理解しようともしないくせに、なにが子どもへの教育だ、と。子どもたちに間違った考え方が刷り込まれても知らないぞ、と。現状の、フランスを見るに「まあ、半分くらい危惧は当たってたな」とも言える一冊。
読了日:9月4日 著者:ジャン・コクトー
緒方剛志画集―BOOGIEPOP AND OTHERS
読了日:9月4日 著者:緒方剛志
Exist―岡崎武士画集 (ニュータイプイラストレイテッド・コレクション)の感想
上手い。
読了日:9月4日 著者:岡崎武士
恥辱の感想
カフカの「審判」のオマージュではないか、という話だが、いや、それはあくまで導入の話であって、話の主軸はペキンパーの映画「わらの犬」に近い。そして、この小説が問題にしているのは人種という差ではなくて、本能という自分とのせめぎあいの中にある自分と、コミュニティの中にある他者という差であり、その境界線の話なのだ。
読了日:9月2日 著者:J.M.クッツェー
宮廷の道化師たちの感想
前半と後半で翻訳の調子が全然違う。前半は指示語だらけ。それ、それ、それの連発で非常に読みづらい。後半はまったくそんなことがない。なんでだよって思ったら、千野栄一氏が前半くらいまで訳し終わったところで、「既に全訳していた姫野悦子の文章と遭遇したので、後半からその人の文章に変えた(ちょいちょい千野氏が手を加えて…)」からとのこと。なんだこの、千野氏の過剰な自意識が見える翻訳の経緯。基本「ですます調 」の文章になぜか、ぽろっと「である調」が入っていたりしているのも…。内容は面白い…けど、うーん…説明がなー…。
読了日:9月1日 著者:アヴィグドルダガン
読書メーター
頑張れば、一年とちょっとくらいでこれくらい絵は上手くなれます。
そういえば、一年経ったというのに、自分の画力がどれだけ成長したのかというまとめ記事を一度も書いてなかったなぁと気づいた。
じゃあ、総括していこう。
絵の勉強始める前
相当に低い画力の持ち主だった。ちなみに上記の絵は模写である。模写とは思えないくらいに、酷い画力だが、まあ、とにかくこれが僕のレベルだった。で、ここから、なにを思ったのか、なにをきっかけにしたのかは忘れたが*1)突然に「絵の勉強を始めよう!」と決心するわけだ。
そして、去年の6月から絵の勉強を始め…。
ルーミスやら。模写やら。
で、一ヶ月後がこれ。
日付を間違えて「06.07」と書いているが、正確には「2015.07.06」である。まー、色々と酷い。当時の僕の目標は「せめて、顔だけでもキレイに描ける人になろう」
志の低さが伺えるスローガンである。
で、絵の勉強始めて3ヶ月後
当時の僕は完全な「オリジナル絵恐怖症」に掛かっていた。模写ばかりの毎日。ただ、もう既に気づいている人も多いと思うが、この時点で、結構模写が上手くなっている。
自分、才能あるんじゃね…と儚い希望が湧いてきたのは言うまでもなく。
で、これは8月30日に描いたオリジナル絵。
三ヶ月前の目標「顔がキレイに~~」…達成である。
で、5ヶ月後
徐々に全身も描きたくなってきて、このようなオリジナル絵も描くように…。
この頃、いわゆる30秒ドローイングなるものを知って、とにかく描きまくった記憶がある。そして、なんか「分かったぞ!」となった結果。
動く人々をすんなり描き始める。
7ヶ月
まだ、色塗りの試作中で、いろいろ試していた時期。いろいろな部分が甘い。
9ヶ月
だいぶ塗りを理解するようになってきた。そして、俯瞰もここらへんからマスターし始める。
11ヶ月
1年
これで一年である。駆け抜けるように上手くなっていく。
一年二ヶ月
厚塗りに挑戦。
現在
さて、ここで当初と現在の絵を比べてみよう。
この間、一年と四ヶ月である。
それだけで、ここまで上手くなれるのだ。
自分なりに分析すると、僕は上手くなっていく過程で、結構「うわー下手だな」とか「うわー間違ってるよ」という絵も描いてきた気がする。でも、どんな時も常に「大胆に間違えてきた」というのが重要ではないかなと。
ようするに間違えることを恐れなかったのだ。
「間違ってもいいから、とりあえず試してみようやってみよう、間違ったら、まあ作品は破棄。やり直せばいい」
この精神で、とにかく描きまくった。その成果かなと。
あと、僕は元から本好きだったこともあってか、大量に絵の教科書も読みまくった。間違っているものから、正しいものまで、なんでもかんでも、一つの教科書のみに頼ることなく読みまくった。
そして、悩んだときは、他人のイラストメイキング動画を見まくった。上手い人の筆使いや、上手い人が「どういう風に描いているか」とか、そういうのをとにかく盗もうとしていたように思う。
でもって、描くときは常に自分の解釈を入れていた。「この手、なんかアレっぽく見えるからアレっぽく描いてみよう」とか、そういう解釈をとにかく入れて入れて、間違えるたびに「違ったわー。じゃあ別の方法を…」と、そういうトライアルアンドエラーを繰り返していた。
そこらへんが、上達に繋がったのかなと。
とにかく量を描いて指先を鍛え、分からないところは調べて学習し、違うなと思ったら今までの方法はとっとと考えから捨てる。
言ってみればシンプルで当たり前のことだけど、これに勝るものなどなかったんだ。これが絵を上達させるコツかなと。
断面の意識でここまでいくか。
なんか、アホみたいに上手くなってしまった…。断面を意識しながら描くといいという話は聞いていて実践していたんだが、今日になってようやく「そうか!断面を意識すると出てくる効果ってこういうことなのか!」と急激に理解が進んで、このようなことに…。
なんだか、線がアニメーターっぽくなってきたなと思うのは僕だけではないはず…。
ちなみに、断面の意識への理解が急激に進んだ原因は、「筋肉を描きながら、断面も描いたから」だと思う。今までこの2つを同時にやってなかったんだけど、今回同時にやってみたら、あらびっくり。「あ、なんか、分かった!」と脳が反応したのだ。
8月に読んだ本
2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1872ページ
ナイス数:16ナイス
また、漫画ばかりになってしまった。今後は、よほど「これは!」と思った漫画以外は、登録しないことにしようかな…。
レックス・ムンディ (集英社文庫)の感想
面白かったのだけど、なんか終わり方が惜しい気もしてしまう。もうちょっと、こう色々と不気味に出来なかったものなのかと。このオチにするなら、おそらく、秋山瑞人の方がもっと上手く読んでいる側が酔ってしまうようなものに出来ただろう、とか。また、この題材上(仕方ないのだが)これが出版された当時の「世の中の空気」が分かってないと、理解し難い部分もあるように思う。とはいえ、基本的には非常に濃い知識量と、それらを繋げる詭弁の上手さでぐいぐい読まされてしまう。少なくとも、ダン・ブラウンは荒俣宏の爪の垢を煎じて飲んで欲しい。
読了日:8月20日 著者:荒俣宏
将棋の渡辺くん(2) (ワイドKC 週刊少年マガジン)
読了日:8月9日 著者:伊奈めぐみ
手塚治虫小説集成 (立東舎文庫)の感想
手塚治虫はやっぱり、どうかしている人だった…(笑)この狂いっぷりは筒井康隆や、平山夢明のそれと比べてもまったく劣らない。学生時代はインサイダーな芸術にずっと触れてきたというが、もう小説たちはどう見てもアウトサイダー全開なのである。そして、このバリエーションの豊かさ。海野十三的な科学小説があったかと思えば、劇で人が死ぬ場面をつらつら綴るようなゴス系な小説もあり、田舎訛りで繰り広げられるループSFもあり、と、とにかくなんでもあり。これを読むと「手塚治虫って天才だったのか」と妙に納得させられる。
読了日:8月6日 著者:手塚治虫
渡くんの××が崩壊寸前(2) (ヤンマガKCスペシャル)の感想
ラブコメも掘り下げれば、こんなに面白くなるのか、という発見の一作。
読了日:8月5日 著者:鳴見なる
渡くんの××が崩壊寸前(1) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:8月5日 著者:鳴見なる
バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)の感想
二巻は面白いなぁ。
読了日:8月5日 著者:施川ユウキ
バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)の感想
自分、こういうタイプの読書家じゃないので、普通につまらなかった。悪い、つまらなかった。
読了日:8月5日 著者:施川ユウキ
読書メーター