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東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

9月に読んだ本

2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:890ページ
ナイス数:17ナイス

 

漫画は入れないようにしたんだけれど…小説の量は増えず…。いや、クッツェー読んだりとかしてるから相変わらず、読めばスイスイ小説読めんだけどさ…。


イラストスタートアップガイド アクリル絵具 (Comickersテクニックブック)イラストスタートアップガイド アクリル絵具 (Comickersテクニックブック)感想
熊倉祐一だけ、完全我流なので塗り方がすごいことに…。
読了日:9月9日 著者:
u-1 kumakura works 1995~2001 熊倉裕一画集 (KCピース)u-1 kumakura works 1995~2001 熊倉裕一画集 (KCピース)感想
しかし、こうして並べてみると画力変わりすぎ…。アメコミに強い影響を受けつつも、しかし、やっぱりちゃんと日本の少年漫画の文脈も受け継いでいる熊倉裕一の、その「アメコミと日本漫画のバランス」がどんどん完成していくさまが見れる画集。
読了日:9月8日 著者:熊倉裕一
おかしな家族おかしな家族感想
最近「フランスでは親は子どもをベビシッターに預けさせて、二人のアムールを楽しむのが普通」とかいう話を読んだとき、強烈に「それでフランス、大丈夫か」と思ったものだが、ジャン・コクトーもそう思っていたらしい。ここに書いてあるのは、育児放棄する親への強烈な皮肉。子どもを理解しようともしないくせに、なにが子どもへの教育だ、と。子どもたちに間違った考え方が刷り込まれても知らないぞ、と。現状の、フランスを見るに「まあ、半分くらい危惧は当たってたな」とも言える一冊。
読了日:9月4日 著者:ジャン・コクトー
緒方剛志画集―BOOGIEPOP AND OTHERS緒方剛志画集―BOOGIEPOP AND OTHERS
読了日:9月4日 著者:緒方剛志
Exist―岡崎武士画集 (ニュータイプイラストレイテッド・コレクション)Exist―岡崎武士画集 (ニュータイプイラストレイテッド・コレクション)感想
上手い。
読了日:9月4日 著者:岡崎武士
恥辱恥辱感想
カフカの「審判」のオマージュではないか、という話だが、いや、それはあくまで導入の話であって、話の主軸はペキンパーの映画「わらの犬」に近い。そして、この小説が問題にしているのは人種という差ではなくて、本能という自分とのせめぎあいの中にある自分と、コミュニティの中にある他者という差であり、その境界線の話なのだ。
読了日:9月2日 著者:J.M.クッツェー
宮廷の道化師たち宮廷の道化師たち感想
前半と後半で翻訳の調子が全然違う。前半は指示語だらけ。それ、それ、それの連発で非常に読みづらい。後半はまったくそんなことがない。なんでだよって思ったら、千野栄一氏が前半くらいまで訳し終わったところで、「既に全訳していた姫野悦子の文章と遭遇したので、後半からその人の文章に変えた(ちょいちょい千野氏が手を加えて…)」からとのこと。なんだこの、千野氏の過剰な自意識が見える翻訳の経緯。基本「ですます調 」の文章になぜか、ぽろっと「である調」が入っていたりしているのも…。内容は面白い…けど、うーん…説明がなー…。
読了日:9月1日 著者:アヴィグドルダガン

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