2015-03-24 掌編:わぁ 小説 あまりにも実体がなさすぎるとはどうしたものか。それでいて、大した意味も存在していない(――実体のなさと相関しない形で、物事の重要性が担保されていることも十分ありえるわけで)のだから、実にどうでもいい話をしていると言えた。そのため、こちらが飽きるまでに(――あくび)、そっちは、こちらが(――あくび)納得しないまでも聞いていられるくらいの速さで、全てを語らないといけないのだから、残酷というものだ(――あくび)。いや、実に残酷だ(――あくび)。