BLOG・BLOG

東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

今日の一枚

f:id:harutorai:20170320213453p:plain

しかし、これで2Bを描くのは何度目になるんだろうか…。三度目?

 

f:id:harutorai:20170320213711j:plain

ついでに、だいぶ前に描いたマリナ=ナゲット(勝手に八頭身化したもの)も上げておくわー。

なぜか、僕はニーアオートマタの2Bを見てると、ゆけゆけトラブルメーカーズのマリナを思い出すんだよねぇ。見た目がなんとなく似ている気がするんだよ。

デボルポポル

f:id:harutorai:20170317003852p:plain

  更に画力上がって、背景とかのクオリティまで上がってきた気がするのだが、どうだろうか…。というか、だんだん描いていて気づいたんだが、自分はどうも人物画より風景画の方が得意なのかもしれない……。

 

 一応、ピクシヴの方も貼っておくか。 

ニーアオートマタが面白かったという話

 最近になって、日本製のオープンワールドゲームがバンバン出まくっているわけだが、おそらく今、オープンワールドで話題となっているのは「ニーアオートマタ」と「ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド」の二作だろう。

 FF15もそれなりには話題になったが……後発の二作に話題をかき消されてしまった感はデカイ。というか、どう考えてもこの二作の出来と評判が良すぎて、完全にそれに負けた感がある。

 なにせ、metacriticでさえ、最近発売されたゲームでは、この二作だけが90点超えている異常事態(ニーアに至っては、ユーザースコアも9.1という……)。「Horizon Zero Dawn」とかの海外のオープンワールドゲームたちを抑えての状況なのだから、「FF15の話題が消えるのも仕方なしだろう」という話だ。

 

 で、自分は今のところ「ニーアオートマタ」の方をプレイしているのだが、いやーびっくりするほど面白いんだが、これ。

 ヨコオタロウが、これほどまでに面白いゲームを作ってしまうとは、おそらく数年前の僕には想像できなかったことだろう。特にEエンドルートの、あの演出は本当に「このゲームを、ここまでやった人にしか分からない感動」が確かに存在していたように思う。

 ある種、こんな「世界の善意を信じるようなシステム」をヨコオタロウが作ったことにも驚きだ。この人、東京タワーにアンヘルを落とした人だったはずじゃ……。

 

 また、今作をやると「DOD3はあれはあれで、アリだったかもしれない」となぜか、DOD3のこともちょっと評価が上がってしまうから不思議だ。色々、残念な部分があったDOD3だったが、ニーアオートマタみたいなことがやりたくて失敗してたんだなぁと思うと、そんなに悪くない気がしてしまうのだ。

 ある意味において「ニーアオートマタ」はニーア最新作でありながら、実はDOD最新作でもあり、一番最初のDODのテーマ――「抗え、最後まで」をもう一度振り返ったような内容でもあるのだ。

 なぜ、ヨコオはプレイヤーに必死で抗わせようとするのか――その回答を示しているともいえる。

 

 もちろん、それは単なる旧来ファンへのファンサービスなんてものに留まっていない回答なのだが。むしろ、どんな人にでも当てはまる回答を示しているのだ。

 

 それに何よりも、ニーアオートマタは、前作以上にキャラクターが良い。正直に言うが、今作のキャラクター、僕は敵も味方も全員好きである。ニーアやDODシリーズにしては、珍しく、実は出てくるキャラクターがみんな「根は良いやつ」のだ。

 基本的に全員クズしか居ない、DODシリーズなどから想像もつかないような善人ばかり。

 いずれも、なにか一つ歯車が狂っておかしくなっているだけ。前作のニーアも、こういった要素は入っていたが、今作はよりそれが徹底している気がする。なにせ、真の黒幕でさえ悪いやつとは言い切れないのだから。*1

 しかし、だからこそ、もどかしい。どんどん狂っていく物語に居てもたっても居られなくなる。

 いや、本当によく出来ている。

 

 あと、個人的には、前作から継続して出てきているデボルポポルにも、すごくグッと来てたりする。

f:id:harutorai:20170306022618j:plainf:id:harutorai:20170306022620j:plain

f:id:harutorai:20170306022623j:plain

 ……9S、そこを代わってくれ。

 たぶん、この二人にずっと看病されるVRゲームが出たら、そこそこ売れると思う。

 

で、最後になるが、「これを予め、知っているとニーアオートマタの物語への理解が早くなるよ」という作品をピックアップしてみた。

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

幼年期の終わり (光文社古典新訳文庫)

 

 

2001年宇宙の旅 (字幕版)
 

 

恋はデジャ・ブ [DVD]

恋はデジャ・ブ [DVD]

 

 

戦争の変遷

戦争の変遷

 

 

 ヨコオタロウが、ここまでハッキリ他の作品を引用しているのって初めてのような気がするなぁ……。

*1:というか、真の黒幕である、アレ……どうやら、いろいろな作中の資料を読むかぎり、あれは明らかに前作の……いや、この話は別の記事でしよう

2月に読んだ本

2月の読書メーター
読んだ本の数:5
読んだページ数:1618
ナイス数:34

うーん。小説を読むようになったのは良いんだけど、相変わらず、数が足りないっすなぁ……。



後宮小説 (新潮文庫)後宮小説 (新潮文庫)感想
うーん。
読了日:02月23日 著者:酒見 賢一
虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)虐殺器官 (ハヤカワ文庫JA)感想
再読。うーん、幼稚。
読了日:02月05日 著者:伊藤 計劃
蜜蜂と遠雷蜜蜂と遠雷感想
クラシック音楽チョコレートコスモス。基本的には面白いのだが、中身がチョコレートコスモスすぎて、それ以上の感想がいまいち出てこない。ちょっと音楽に浪漫を抱きすぎかなぁ……?なんか音楽家像としては全員、違和感がある。あと、最後が蛇足なんだよなー。最終的な順位とか、本当、どうでもいい話で明らかに要らないのだが、まあ、こういう"媚び"を入れないと直木は取れないってことなんだろうねぇ……。
読了日:02月05日 著者:恩田 陸
永遠の一手ー2030年、コンピューター将棋に挑むー 下 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)永遠の一手ー2030年、コンピューター将棋に挑むー 下 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)感想
まあ、話自体は荒唐無稽な訳だが……。実のところ、この漫画は別に他の人たちが言うような、人間がコンピュータに勝つ話でも、折り合いをつける話でもない。むしろ、コンピュータ将棋サマサマとなっている人たちに「お前は間違っている」と言い切っている漫画なのだ。「人間のためにコンピュータがある」…その事実を思い出させたい漫画なのだ。作者はあとがきで「是非はともかくとして、人間の尊厳を失わせている、現在の将棋ソフト開発は、もはや、人工知能の研究とは言えない(大意)」と一蹴している。
読了日:02月02日 著者:松島幸太朗 伊藤智義
永遠の一手ー2030年、コンピューター将棋に挑むー 上 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)永遠の一手ー2030年、コンピューター将棋に挑むー 上 (少年チャンピオン・コミックスエクストラ)
読了日:02月02日 著者:松島幸太朗 伊藤智義

読書メーター

1月に読んだ本

1月の読書メーター
読んだ本の数:6
読んだページ数:1109
ナイス数:10

 

すっかり、一月に6冊読むのが定番になってしまっている……。しかも、小説を一冊も読んでない……。

薬害でっちあげ あまりに非科学的な子宮頚がんワクチン阻止運動―新潮45eBooklet薬害でっちあげ あまりに非科学的な子宮頚がんワクチン阻止運動―新潮45eBooklet感想
だいたい、自分が集めていた情報とそう変わらない内容で、うーん、僕みたいな人は読む必要ないかなぁ。もっと詳しいデータとかを並べてほしかった気もするが…?そうすると、いわゆる"読書家"たちが読めない本になっちゃうか…。ただ、この問題が「海外に飛び火している」という話は初めて聞くので、本当ならば是非深く追ってみたい話。
読了日:01月27日 著者:村中璃子
油彩の実践バイブル油彩の実践バイブル感想
小さい本だが、油彩に関するひととおりのことは学べる。
読了日:01月18日 著者:マリリン スコット
不平等論: 格差は悪なのか? (単行本)不平等論: 格差は悪なのか? (単行本)感想
不平等論というか「平等主義批判」の本である。経済用語がそこそこ出てくるので、分からない人は、経済の教科書を引っ張り出して単語を調べるように。特に「限界」と「効用」の概念への理解は必須。で、内容なのだけど、実はかなり「当たり前」の話をしている。平等自体に絶対的な正しさや価値などない。格差縮小自体が正しいわけではない。平等自体が悪なこともある。つまり「平等か不平等か」が問題なのでない。本当の問題は別の「曖昧なもの」だ、ということ。それを決めるのは自分だろう、と。極めて、当たり前の話。
読了日:01月17日 著者:ハリー・G. フランクファート
渡くんの××が崩壊寸前(3) (ヤンマガKCスペシャル)渡くんの××が崩壊寸前(3) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:01月07日 著者:鳴見 なる
東方旅行記 (昭和39年) (東洋文庫〈19〉)東方旅行記 (昭和39年) (東洋文庫〈19〉)感想
旅行記といいつつ、実際はほぼ出鱈目が描いてあって事実上の小説……というのは、別段当時では珍しいことではない。ちなみに、解説いわく本作品は「シェイクスピア以上の名文章」と讃えられたのだとか……いやー、現代ではそれは通じないかなぁ。いや、シェイクスピアがそもそも現代的に通じる文章かという問題もあるんだけれども……。とにかく、キリスト教への信仰心は遠い東方の国たちも持っているんだと、強く押し出したことが評価された原因かな。映画の三丁目の夕日を見て、感動する連中みたいなアレだろうと。
読了日:01月03日 著者:J.マンデヴィル
機動戦艦ナデシコ―ルリ AからBへの物語 (角川スニーカー文庫)機動戦艦ナデシコ―ルリ AからBへの物語 (角川スニーカー文庫)感想
意外と面白い。
読了日:01月03日 著者:大河内 一楼,佐藤 竜雄

読書メーター

リベンジ

f:id:harutorai:20170126132011p:plain

以前、挙げた――

htl.hateblo.jp

この絵のリベンジのつもりで取り掛かった一作。

 反省点を踏まえて描き上げたが、なかなかうまく行った。

絵のモデルは「魔弾の王と戦姫」の「エレオノーラ=ヴィルターリア」。僕は佐藤竜雄監督のアニメが好きなのである。