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東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

頑張れば、一年とちょっとくらいでこれくらい絵は上手くなれます。

そういえば、一年経ったというのに、自分の画力がどれだけ成長したのかというまとめ記事を一度も書いてなかったなぁと気づいた。

 

じゃあ、総括していこう。

絵の勉強始める前

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 相当に低い画力の持ち主だった。ちなみに上記の絵は模写である。模写とは思えないくらいに、酷い画力だが、まあ、とにかくこれが僕のレベルだった。で、ここから、なにを思ったのか、なにをきっかけにしたのかは忘れたが*1)突然に「絵の勉強を始めよう!」と決心するわけだ。

 そして、去年の6月から絵の勉強を始め…。

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ルーミスやら。模写やら。

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で、一ヶ月後がこれ。

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日付を間違えて「06.07」と書いているが、正確には「2015.07.06」である。まー、色々と酷い。当時の僕の目標は「せめて、顔だけでもキレイに描ける人になろう」

志の低さが伺えるスローガンである。

 で、絵の勉強始めて3ヶ月後

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 当時の僕は完全な「オリジナル絵恐怖症」に掛かっていた。模写ばかりの毎日。ただ、もう既に気づいている人も多いと思うが、この時点で、結構模写が上手くなっている。

 自分、才能あるんじゃね…と儚い希望が湧いてきたのは言うまでもなく。

 で、これは8月30日に描いたオリジナル絵。

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 三ヶ月前の目標「顔がキレイに~~」…達成である。

で、5ヶ月後

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 徐々に全身も描きたくなってきて、このようなオリジナル絵も描くように…。

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 この頃、いわゆる30秒ドローイングなるものを知って、とにかく描きまくった記憶がある。そして、なんか「分かったぞ!」となった結果。

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 動く人々をすんなり描き始める。

7ヶ月

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 まだ、色塗りの試作中で、いろいろ試していた時期。いろいろな部分が甘い。

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9ヶ月

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 だいぶ塗りを理解するようになってきた。そして、俯瞰もここらへんからマスターし始める。

11ヶ月

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1年

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これで一年である。駆け抜けるように上手くなっていく。

一年二ヶ月

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厚塗りに挑戦。

現在

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 さて、ここで当初と現在の絵を比べてみよう。

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この間、一年と四ヶ月である。

それだけで、ここまで上手くなれるのだ。

 

 自分なりに分析すると、僕は上手くなっていく過程で、結構「うわー下手だな」とか「うわー間違ってるよ」という絵も描いてきた気がする。でも、どんな時も常に「大胆に間違えてきた」というのが重要ではないかなと。

 ようするに間違えることを恐れなかったのだ。

「間違ってもいいから、とりあえず試してみようやってみよう、間違ったら、まあ作品は破棄。やり直せばいい」

 この精神で、とにかく描きまくった。その成果かなと。

 あと、僕は元から本好きだったこともあってか、大量に絵の教科書も読みまくった。間違っているものから、正しいものまで、なんでもかんでも、一つの教科書のみに頼ることなく読みまくった。

 そして、悩んだときは、他人のイラストメイキング動画を見まくった。上手い人の筆使いや、上手い人が「どういう風に描いているか」とか、そういうのをとにかく盗もうとしていたように思う。

 でもって、描くときは常に自分の解釈を入れていた。「この手、なんかアレっぽく見えるからアレっぽく描いてみよう」とか、そういう解釈をとにかく入れて入れて、間違えるたびに「違ったわー。じゃあ別の方法を…」と、そういうトライアルアンドエラーを繰り返していた。

 そこらへんが、上達に繋がったのかなと。

 

 とにかく量を描いて指先を鍛え、分からないところは調べて学習し、違うなと思ったら今までの方法はとっとと考えから捨てる。

 言ってみればシンプルで当たり前のことだけど、これに勝るものなどなかったんだ。これが絵を上達させるコツかなと。

*1:アニメ私塾あたりの動画を見ていて、急に燃えたぎったような記憶はある。あと、当時、リフレ派として繋がっていたフォロワーも絵の講座とかに通っていて、ちょいちょい絵関係のリツイートが回っていたのもあるかも…

断面の意識でここまでいくか。

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 なんか、アホみたいに上手くなってしまった…。断面を意識しながら描くといいという話は聞いていて実践していたんだが、今日になってようやく「そうか!断面を意識すると出てくる効果ってこういうことなのか!」と急激に理解が進んで、このようなことに…。

 なんだか、線がアニメーターっぽくなってきたなと思うのは僕だけではないはず…。

 

 ちなみに、断面の意識への理解が急激に進んだ原因は、「筋肉を描きながら、断面も描いたから」だと思う。今までこの2つを同時にやってなかったんだけど、今回同時にやってみたら、あらびっくり。「あ、なんか、分かった!」と脳が反応したのだ。

8月に読んだ本

2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1872ページ
ナイス数:16ナイス

また、漫画ばかりになってしまった。今後は、よほど「これは!」と思った漫画以外は、登録しないことにしようかな…。



レックス・ムンディ (集英社文庫)レックス・ムンディ (集英社文庫)感想
面白かったのだけど、なんか終わり方が惜しい気もしてしまう。もうちょっと、こう色々と不気味に出来なかったものなのかと。このオチにするなら、おそらく、秋山瑞人の方がもっと上手く読んでいる側が酔ってしまうようなものに出来ただろう、とか。また、この題材上(仕方ないのだが)これが出版された当時の「世の中の空気」が分かってないと、理解し難い部分もあるように思う。とはいえ、基本的には非常に濃い知識量と、それらを繋げる詭弁の上手さでぐいぐい読まされてしまう。少なくとも、ダン・ブラウン荒俣宏の爪の垢を煎じて飲んで欲しい。
読了日:8月20日 著者:荒俣宏
将棋の渡辺くん(2) (ワイドKC 週刊少年マガジン)将棋の渡辺くん(2) (ワイドKC 週刊少年マガジン)
読了日:8月9日 著者:伊奈めぐみ
手塚治虫小説集成 (立東舎文庫)手塚治虫小説集成 (立東舎文庫)感想
手塚治虫はやっぱり、どうかしている人だった…(笑)この狂いっぷりは筒井康隆や、平山夢明のそれと比べてもまったく劣らない。学生時代はインサイダーな芸術にずっと触れてきたというが、もう小説たちはどう見てもアウトサイダー全開なのである。そして、このバリエーションの豊かさ。海野十三的な科学小説があったかと思えば、劇で人が死ぬ場面をつらつら綴るようなゴス系な小説もあり、田舎訛りで繰り広げられるループSFもあり、と、とにかくなんでもあり。これを読むと「手塚治虫って天才だったのか」と妙に納得させられる。
読了日:8月6日 著者:手塚治虫
渡くんの××が崩壊寸前(2) (ヤンマガKCスペシャル)渡くんの××が崩壊寸前(2) (ヤンマガKCスペシャル)感想
ブコメも掘り下げれば、こんなに面白くなるのか、という発見の一作。
読了日:8月5日 著者:鳴見なる
渡くんの××が崩壊寸前(1) (ヤンマガKCスペシャル)渡くんの××が崩壊寸前(1) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:8月5日 著者:鳴見なる
バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)感想
二巻は面白いなぁ。
読了日:8月5日 著者:施川ユウキ
バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)感想
自分、こういうタイプの読書家じゃないので、普通につまらなかった。悪い、つまらなかった。
読了日:8月5日 著者:施川ユウキ

読書メーター

一枚。

最近、なぜか、手書きのGIFアニメを作るのにハマっていて、イラストなんてろくすっぽ描いてなかったけれども、そんな僕がサラッとつくったイラストがこちら。

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キャラクターの周りをぐるぐるとカメラが動いているアニメをつくりたくて、

それをひたすら練習していたら、人体の立体への理解度が上がったらしく、

以前にも増して、自由に絵が描けるようになった。煽り俯瞰、寝そべる人でもなんでもござれ。どれでもサラッと描ける描ける。楽しいほどに。

あと、エフェクトを描く楽しさにも目覚めたせいもあってか、水の表現や髪の表現もかなり上手くなった気がするなぁ。

一枚。

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 いやー、しばらくブログの更新止めてたけど、ようやく書き上がったよ…。

 ここのところ、ずっと描き込んでいた一枚。これのせいで、他のことに手を付けられなかったのだ。ちなみに、自分のPCに入れる壁紙用に作った。なので、元のファイルは7016×4961とかいう、アホみたいに巨大なサイズで描いてあったりする。しかし、まあ、だいぶ良い仕上がりになったな。うん。

 

7月に読んだ本

2016年7月の読書メーター
読んだ本の数:7冊
読んだページ数:1633ページ
ナイス数:15ナイス

いやー、とうとう、7月はなにも記事を書かないままになってしまった!

そして、今月も全然小説を読めていない。でも、平山夢明だけはちゃっかりと読んでいるという。


影王の都 (創元推理文庫)影王の都 (創元推理文庫)感想
イムループの扱いが酷い。急に終わりあたりになって「実はこの作品、設定上、時間ループしてたんだぜ」「な、なんだってー?!」と言い出すだけ。一応、いろいろと話の時間軸を錯綜させたりしてはいるが、これが、単に下手くそな群像劇にしか読めず、作品内でどこかとどこかが巧妙にループしてて……などという気の利いた構成などは一切していない。そもそもよーく読むと分かるのだが、厳密にはこれタイムループではない。肝心のファンタジー描写も……。舞台が砂漠なだけで千一夜物語がどうのとか言ってる選考委員の寸評には笑った。
読了日:7月15日 著者:羽角曜
機動戦士ガンダムサンダーボルト 1 (ビッグコミックススペシャル)機動戦士ガンダムサンダーボルト 1 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:7月9日 著者:太田垣康男,サンライズ
ランポ 4―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)ランポ 4―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)
読了日:7月6日 著者:上山徹郎
ランポ 3―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)ランポ 3―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)
読了日:7月6日 著者:上山徹郎
ランポ 2―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)ランポ 2―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)
読了日:7月6日 著者:上山徹郎
ランポ 1―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)ランポ 1―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)
読了日:7月6日 著者:上山徹郎
ヤギより上、猿より下ヤギより上、猿より下感想
今までどおり、全開の平山節。シュールなほどに粗野でどん底な人々を描きつつ、そこに異常なまでのグロテスクとエロティシズムを混ぜていく部分は今までのまま。だというのに、どこか今までと違う感触を覚える短編集。特に表題作以外は、ある種、哲学的でさえあるような不思議なテーマが見え隠れしていて、読み終えるとどれも「人間は不思議だ」と思えてくるのだ。…ま、それらの感慨も表題作の、爆笑必至な内容に全て吹き飛ばされてしまうのだが。最後に一言「平山先生、『センテンススプリング砲』と『はぁと』って……言いたかっただけでしょ…」
読了日:7月2日 著者:平山夢明

読書メーター

6月に読んだ本

2016年6月の読書メーター
読んだ本の数:9冊
読んだページ数:2026ページ
ナイス数:16ナイス

6月も読んだ読んだ…と言いつつ、大半が漫画。うーん。いや、面白そうな小説は必ず探って読むことにしてんだけどもねぇ…。



時計仕掛けのりんご (手塚治虫漫画全集)時計仕掛けのりんご (手塚治虫漫画全集)感想
表面的には他の手塚治虫短編集と同じようなテーマ・同じような思想を持っているように見えて、よく読み解くとこれがなんだか違う。そんな短編集。特に最後の短編「帰還者」のオチは、良い意味で酷いオチでちょっと笑えてしまう。…というか、手塚先生、あなたこのオチって禁止してませんでしたっけ?「バイパスの夜」は某漫画家が、シチュエーションを丸々パクったことで有名な一編。表題作は当然、あの小説が元ネタだけど実は作品の雰囲気はリチャード・マシスンに近いところがあって、マシスン好きにオススメの一作。
読了日:6月30日 著者:手塚治虫
逢はなくもあやし (集英社文庫)逢はなくもあやし (集英社文庫)感想
うーん。かつての面白さが全くない。というか、なんだろう。文章の上手い素人が、物語を練らないまま作ってしまった感がある。つまり、新人賞でこれなら「まあ、伸びしろあるんじゃないの?」って思えるが……というレベル。
読了日:6月30日 著者:坂東眞砂子
村山聖名局譜村山聖名局譜感想
こんなワイワイと語り合う、対談形式の名局解説書も珍しい。というか、そんな解説書は、おそらくこれしかないはず。正直、将棋を全く知らない人でも読めちゃうんじゃないかと思うほどのフランクさ。しかし、内容は村山聖の名局についてであり、まあ濃い一冊。先崎学八段に自戦記の代筆を依頼した結果、まさか羽生善治三冠(現)がくっついてくるとは亡くなられた村山聖九段も想像してなかっただろう。
読了日:6月23日 著者:羽生善治,先崎学
科学の発見科学の発見感想
科学が成立してから、どのように発展してきたかの歴史を、ただ語るだけに至らず「いかに、手間暇をかけまくって、歴史も隔てて、様々な論争を経てなお、偉人達の功績が間違っているのか、現代科学にとって意味がなかったのか。あるいは誰の功績に意味があったのか」というところまで語り尽くし、いかに科学が、この世界の諸法則が理解困難なものであったか、今もなお困難なのかを実感する本。個人的には突然、DISられるベーコンとデカルトに爆笑した。イスラム科学と現代科学の関係性も興味深い。
読了日:6月20日 著者:スティーヴンワインバーグ,大栗博司
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(4)<完> (KCデラックス)機動戦士ガンダムSEED DESTINY(4)<完> (KCデラックス)
読了日:6月17日 著者:高山瑞穂
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(3) (KCデラックス)機動戦士ガンダムSEED DESTINY(3) (KCデラックス)
読了日:6月17日 著者:高山瑞穂
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2) (KCデラックス)機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2) (KCデラックス)
読了日:6月17日 著者:高山端穂
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(1) (KCデラックス)機動戦士ガンダムSEED DESTINY(1) (KCデラックス)
読了日:6月17日 著者:高山瑞穂
植物たちの私生活植物たちの私生活感想
〈未だに文学が銅の鏡で見るようにぼんやりとしています。顔と顔を合わせるときが来るでしょうか? もしかして永遠に来ないかもしれません。どうせ銅の鏡で見るのが文学でしょうから〉 最高! まるで探偵小説のような書き出しでありながら、実は家族小説という。この始まりから相当に面白い。しかも、その家族がだんだんと神話性というか、神秘性のようなものを帯びてくるのだ。そして、なぜ探偵小説のような書き出しで始まるのか。なぜ神秘性を帯び始めるのか。それら全てが上記の作者あとがきで綺麗に示される。
読了日:6月11日 著者:李承雨

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