デジタル塗りでの肝は何か…それはブラシだ!
深夜におフザケで落書きしていたんだが、で、それで塗っている最中に気がついたこと。塗りってブラシ変えるだけで超楽になる上に、クオリティが上がるんだな、と。
個人的にクリスタの水彩毛筆に出会ったことでそれに気付かされた。まあ、クリスタの水彩毛筆、全然、現実の水彩毛筆と違う描き味だし、色のノリもまったく違うんだけど、でも、このまったく違う”水彩毛筆”という名前の新しい画材がとてつもなく優秀なのだ。
上記の絵、髪の毛は水彩毛筆で、適当にササッと描いただけだ。所要時間なんて、3分以下。でも、どうだろう。まるで、丁寧に髪を塗ったかのようなクオリティがちゃんとある。
で、それに気がついたあとで、本格的に塗っているやつがこれ。
僕は、従来、かなり塗りに苦手意識があるタイプの絵描きだったんだが、これでなんだか苦手意識が払拭されてしまった。そうだ、良いブラシを使いこなせばいいのか、と。
「強くなりたければ良い道具を揃えなさい」というのは、将棋の大名人大山康晴の言葉だが、この言葉、まさにヘボ絵描きほど噛み締めなきゃいけない言葉だと僕は思う。僕みたいなね。
弘法は筆を選ばずなんて言ったりもするけど、冷静に考えてほしい。僕らはどう考えたって弘法じゃないわけで、じゃあ、筆選べよって話になるんじゃないだろうか…?
今回のこれってまさにそういう話なんだろう。