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東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

11月に読んだ本

2015年11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:1560ページ
ナイス数:21ナイス

新装版 サイボーグクロちゃん(1): KC DX新装版 サイボーグクロちゃん(1): KC DX
読了日:11月22日 著者:横内なおき
+チック姉さん(プラスチック姉さん)(2) (ヤングガンガンコミックス)+チック姉さん(プラスチック姉さん)(2) (ヤングガンガンコミックス)
読了日:11月21日 著者:栗井茶
KING OF BANDIT JING(7) (マガジンZKC)KING OF BANDIT JING(7) (マガジンZKC)
読了日:11月21日 著者:熊倉裕一
+チック姉さん(プラスチック姉さん)(1) (ヤングガンガンコミックス)+チック姉さん(プラスチック姉さん)(1) (ヤングガンガンコミックス)
読了日:11月21日 著者:栗井茶
わたしの名は「紅」わたしの名は「紅」感想
トルコ版「トラのトリオのトラウマトロジー」と言って差し支えないのではないかと思えるほどの緻密かつ、濃い内容と、一度では読み切れない難しさを持っている。ただ、こちらは基本的には群像ミステリーで、前半からすると驚くほどに後半がすっきりとしたエンターテイメントに変わっていく。ここの鮮やかさも読みどころ。かつ、ミステリー劇の中で、イスラム原理主義の影が、ある種、不気味に思えるほどのリアリティをもって蔓延っているのも特徴的だ。トルコならではの小説と言えるし、かつ、この時代に読む意義は大きいだろう。
読了日:11月16日 著者:オルハンパムク
不知火おとめ: 若き日の作品集1945-1947不知火おとめ: 若き日の作品集1945-1947感想
この文章能力!10代~20代前半に石牟礼道子が思うままに書いていた詩やら小説やらの文章が、たまたま残っていて、それをまとめた本とのことだが、いや、レベルが高すぎる。表題作でさえ、マジックリアリズム的な魅力に溢れていて、唖然としてしまう。これより下手な文章でえっらそうに飯食ってる作家なんていくらでもいる。それくらい上手いし、独特の魅力がある。その分、物語がちょっと弱い気もするが(表題作、途中が破かれてるのでそのせいもある)詩や日記にしても、強くなにかを呼び起こされる感覚を覚える。
読了日:11月10日 著者:石牟礼道子
山怪 山人が語る不思議な話山怪 山人が語る不思議な話感想
面白い。ただし、著者が狙ってない面白さが充満している本なのだが(笑)山の怪異をまとめているのだが、さすがに山にいる世代も”言っても、それまで怪異や妖怪を語っていた世代よりは若め”なせいか、彼らが見る怪異が、勝新太郎が演じる座頭市と戦ってたとか、白雪姫の小人にあったとか、全体的に、微妙に現代寄りにアップデートされてしまっているのだ。そのせいで、妙に「山の怪異」という言葉に似合わないちぐはぐな現象が起こっていたりして、そういうちぐはぐなところが、シュールで面白い。
読了日:11月10日 著者:田中康弘
中村佑介 みんなのイラスト教室中村佑介 みんなのイラスト教室感想
うーん。
読了日:11月8日 著者:中村佑介

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