ネット小説って面白くない
お前が言うなよって話ではあるが。
いや、あえて、自分に言い聞かせる目的もあって言わせてもらう。
ネットの小説、つまんねぇ。
ネット小説の大半が、ものすごく死ぬほどつまらないものばっかりで、ガッカリしてしまうことが山のようにある。というか、ハッキリ言っていいだろうか。ネットに転がってる、小説って、自分勝手なものとぶっ飛び方が中途半端なものが多すぎなんだよな!
ネットで、同人小説ってなると、みんなそこそこはサブカルぶって、そこそこには奇妙奇天烈な小説を書くんだけど、まあ、この奇妙さがだいたいにおいて、つまらないのな!
しかも、その程度のものしか書いてない人ほど、「僕はすっごい変わった小説書いてます」って顔して歩いてんのな。うん。お前は、もうちょい、紙の小説を読みなさい、と。そう思うんだよね。読めば分かる。お前程度の発想なんて、塵とゴミにしか思えないほど、変わった小説が死ぬほど世の中にはあるんだわ。あるんですよ!
お前の小説のぶっ飛び方って、ストライクゾーンに安定的に入れるために、変化球の速度と鋭さを緩めてる投手の投げ方みたいだな!って思うんだよ。お陰でね、キャッチャーミットに入る前に、お前の球をこっちは余裕で打ち返せちゃうんだわ。ようは、つまんねぇ勝負に成り下がってる。
で、しかもだ。
そこそこじゃない奇妙な小説書き始めると、途端に、ものすごい自分勝手なのな。それも困ったもんでさ。前の喩えにあわせて言えば、ストライクゾーンに球入れなくてもいいや、ってなっちゃってるんだよ。とりあえず、すっごい変化しながら、明後日の方向に飛んで行くのな。読んでる人のストライクゾーンには、絶対に入らないところに行っちゃうのな!
こう書くと、ストライクゾーンに必ず入れなくちゃいけないのか、って思う人いそうだけど、言っておくが「ストライクゾーンにどうやって入れようか」って試行錯誤するのが表現を作っていくことの面白さなんだな。「どうやって相手を空振りさせようか」って面白さなんだな。それが分からないのは、表現者には向いてない。
ストライクゾーンへの意識は忘れずに。
もちろん、自戒だ!
じゃ!