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東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

7月に読んだ本

7月の読書メーター
読んだ本の数:3
読んだページ数:643
ナイス数:10

忙しすぎて三冊しか読めなかった……。


ヘッセ詩集 (新潮文庫)ヘッセ詩集 (新潮文庫)感想
ヘッセの小説の個性というか、独特さなどから考えると、詩の方はヘッセらしいものを、あまり見いだせない。わりとヘッセ以外でも書いてそうな普通の習作ばかりだなぁという印象。
読了日:07月16日 著者:ヘッセ
荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論 (集英社新書)感想
ちょいちょい「えぇー!それ評価してんの?!」とビックリしてしまうところはあるものの、スタンダードから変わり種までキッチリと押さえているところはさすが。ただ、読みながら「この人、思った以上にクッソ真面目なタイプの人間なんだなぁ」とも。呪怨とか、アイデンティティとか、「あんなのギャグじゃん」って言い出す人もいるからねー。
読了日:07月15日 著者:荒木 飛呂彦
渡くんの××が崩壊寸前(4) (ヤンマガKCスペシャル)渡くんの××が崩壊寸前(4) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:07月12日 著者:鳴見 なる

読書メーター

今月の一枚・2

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KING OF BANDIT JING  [pixiv] https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63899094

今まで以上に、自分のイメージを見事に吐き出せた気がする。そんな作品。

題材は「王ドロボウJING

もはや伝説的と呼んでもいい、コミックボンボンとVマガジンで連載されていた漫画で、そろそろ電子書籍版が出ることになっていて、楽しみすぎて一枚描いてしまった。

あのさ!!!!将棋ブームに対して!!!!!!言いたいことがあるんだけど!!!!!!

趣向を変えて今日は、こんな釣りっぽいタイトルにしてみたけど、うん、まあ……釣りなんだ。ごめんね。
 
 ということで今回は将棋の話をしたいんだ。
 僕も実はこのブログの二、三年前くらいのどこかで「最近、将棋始めたけどマジ面白い」的なこと書いてたしね。どこに書いたかは忘れちゃったのだけど。

 で、何を話したいのかというとね、
 みんな、いろいろ誤解してるなーって話をしたいんだな、これが。
 たぶん、みんなは将棋の世界を、羽生善治三冠がすごく強い人、藤井聡太四段はそこに現れた天才少年」くらいの認識で見ていると思うんだよ。

 これが誤解だということを言いたいんだな。
 まず言うとな、みんなネットのコピペにちょっと騙されてんだな。たぶん、みんな、羽生さんだけが将棋界でバカみたいに勝って、タイトルを総なめにしている棋士だと思ってるでしょ。
 違うんだなー。だいぶ違う。


 実は羽生さん級にバカ勝ちする棋士っていうのは、羽生さんの前にも居たんだねー。
 中原誠十六世名人と、大山康治十五世名人って人たちなんだ。

 この二人も、現役時代はバカみたいに強かった。
 勝ちまくっていた。
 大山康治はだいたい50~70年、中原誠はだいたい70年~85年くらいに全盛期だった人なんだけど。
 まあ、全盛期に将棋界で王者として君臨したんだね。
 更にその前には木村義雄十四世名人というのもいて、この人もアホ強かった。

 この木村義雄から数えて、羽生さんというのは四番目――
 誤解を恐れず言えば、羽生さんは四代目に当たる王者なんだね。
 今、将棋関連で「羽生の時代」なんて言葉を見かけることがあると思う。
 これはまさにこういう状況を指してるんだ。
 羽生さんが将棋界の王者として君臨している時代が「羽生の時代」というわけ。
 そういう制度があるわけでもないのに、なぜか将棋界では自然と、だいたい20年周期で、アホ強くて、王者として将棋界を引っ張る人が現れるんだね。不思議だね。

 で、ここまで読んで、たぶん、みんなこういう疑問を持つと思うんだ。
「各時代の王者たちの中で誰が一番強いの?」って 。
 それが羽生さんなんだね。*1
 これを知ると、みんなの誤解が解けると思う。やべー羽生さん弱く見積もってたって。そこまで強いのかって。


 で、藤井聡太四段の印象も変わると思う。

 そう、藤井聡太四段は、将棋界に次の王者として君臨する可能性が限りなく高い、天才少年なんだね。
 しかも、羽生さんよりも更に強い王者として君臨する可能性も高い天才少年なんだ。
 小説とか、音楽とか、スポーツとか、そこらへんの業界で騒がれる「天才」とは、根本からレベルが違うことに気づくと思う。どの業界の天才も、その業界を代表して、その業界を引っ張っていく――なんてこと、早々ないからね。
 
 でも、藤井四段はそのレベルの天才なんだ。設定が少年漫画の世界すぎてびっくりするでしょ。
 そりゃあ、将棋界の人が大騒ぎするわけだね。
 住む世界が違いすぎなんだね。

*1:諸説あるけどね。だいたいの人が羽生三冠と考えてる。たまに大山十五世と考えている人もいるというくらいだね

今月の一枚

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スノウホワイト&シンデレラ [pixiv] https://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=63796057

 

昨日描き終わったやつ。

6月に読んだ本

6月の読書メーター
読んだ本の数:7
読んだページ数:1685
ナイス数:16

 

7冊……惜しい!一冊及ばず!

あと「ちーちゃんはちょっと足りない」がかなり凄かった。


ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)ちーちゃんはちょっと足りない (少年チャンピオン・コミックスエクストラもっと!)
読了日:06月24日 著者:阿部 共実
隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働隷属なき道 AIとの競争に勝つ ベーシックインカムと一日三時間労働感想
まさか、アナーキズム新自由主義を唱えて、社会主義(それも"福祉政策レベルの軽度なものまで")全てを完全否定するなど、さすがにフリードマンもびっくりの展開だろう。フリードマンでさえリーマンショックで反省したのに…。BIと労働時間の短縮を訴え、女性解放などを論に絡めることで、左派のように"見せかけている"が実際の提言はブッシュ時代の「アメリカ右派」を変形させたものだ。詐欺師のような手だ。しれっと世界的な反緊縮の動きを「社会主義のせい」であるかのように記述している辺りも極悪。まさにポストトゥルース時代の化身。
読了日:06月11日 著者:ルトガー ブレグマン
武曲 (文春文庫)武曲 (文春文庫)感想
んー。読みやすい文体で、サクサク読めるのだけれども、表現としてはありきたりで、そこまで珍しいものでもない。そして、ちょいちょい「おっ」と悪い意味で仰け反ってしまうような、おかしな描写が混じり合っている。そして、なにより、話が薄い。薄すぎる。
読了日:06月11日 著者:藤沢 周
はじめてのサイエンス (NHK出版新書)はじめてのサイエンス (NHK出版新書)感想
池上彰の科学解説ということで「きな臭い!この人が、科学的な事象を間違えずに説明してるとこ見たことないよ!」と思って読んでみた。いやー、まず書いてあることが異様に偏っている。そして、説明不足が多すぎる。おそらくこれを読んでも解説している事象は理解した気にさせられるだけだ。「ダイオキシンが自然に存在していなかった」等々、間違った記述も見受けられる。どうでもいい科学者のエピソードやらの薀蓄を交えているが「それは科学と関係ない」し、こういう薀蓄で人に「自分が正しい」印象付けようとする辺りは曲学阿世の徒そのものだ。
読了日:06月06日 著者:池上 彰
バカドリル 頭痛 (扶桑社文庫)バカドリル 頭痛 (扶桑社文庫)
読了日:06月06日 著者:天久 聖一,タナカ カツキ
バカドリル いくよ (扶桑社文庫)バカドリル いくよ (扶桑社文庫)
読了日:06月06日 著者:天久 聖一,タナカ カツキ
菜の花集―木下夕爾句集 (ふらんす堂文庫)菜の花集―木下夕爾句集 (ふらんす堂文庫)感想
なんとも素晴らしい言葉選びのセンス。自ら「言葉の錬金術」と言っていたそうだが言い得たもので、絶妙な単語と単語の繋ぎ方によって浮かぶ情景の感慨をより一層に深いものにしている。後半に連れ、全体的にどこかダークな、死を連想する単語を選ぶようになるのだが、それがまた、現代的な目で見ると雰囲気を漂わせていて良いのだ。
読了日:06月06日 著者:木下 夕爾

読書メーター

今月の一枚・4

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 相変わらずハイペースに描いているわけだが、お気付きのとおり、また一層と絵の腕に磨きがかかっている状態だ。今回はジョン・シンガー・サージェントの絵を大量に参考にして塗ったので、もうあちらこちらから、ジョン・シンガー・サージェント感が漂っている。

 まあ、描いているのは「魔弾の王と戦姫」のエレオノーラなわけだが……。

 

 ジョン・シンガー・サージェント、塗りに関しては素晴らしいことこの上ない画家だと思う。水彩も油彩も、いずれにしても「そうか、必ずしも細かく細かく、緻密に塗ってくことがリアリズムの追求ではないんだな」と思わされるほどに、細かく見てみるといい加減な塗り方で、しかし、大きく見てみるとものすごくリアルな塗り方なのである。

追記:じゃあ、マジでパクリな曲ってなんですか?

 htl.hateblo.jp

↑元記事 

 

 

 

余談だが実は、僕はかなり譜面レベルで「これ完全にアウトだろ」というパクリネタ(というか、おそらく偶然にも一致しちゃっただけと思われる)を知っている。

これである。

www.youtube.com

www.youtube.com

 

 ジャンル的にも年代的にも出身国的にも、一切接点がないこの2つのバンドの曲だが、冒頭のメロディが「似ている」というレベルで済まないのがよく分かるだろう。

 試しにpowerの中で、One of USの歌詞を歌ってみても「ちょっとアドリブで崩したのかな?」程度の感じで歌えてしまう。

 

 所詮、12音しか使わない上に人間が良いと感じるフレーズは「世の中の人たちが思っている以上に限定的」なので、こういうことはたまに起こるのだ。ましてや、僕が挙げたフレーズは言ってしまえば、歌舞伎みたいな、様式美的に使われる定型文ならぬ、定型旋律なので、結構、類似のメロディはすぐに見つかる。

 

www.youtube.com

 

サビに注目。上記の二つほどではないが、これも似ている。

現代において大衆音楽とは、様式美的なものだから仕方ないのである。