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東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

2016年に読んだ本

2016年の読書メーター
読んだ本の数:106冊
読んだページ数:24260ページ
ナイス数:180ナイス

あれ、今年も意外と100冊以上は読んでたんだ……という衝撃。もうちょっと少ないものかと思っていたんだけれども……漫画とか、イラスト集が異様に多くなっちゃったけどねー。


星の王子さま (新潮文庫)星の王子さま (新潮文庫)
読了日:12月31日 著者:サン=テグジュペリ
リュシル: 闇のかなたにリュシル: 闇のかなたに感想
うーん。…なにこれ?
読了日:12月30日 著者:デルフィーヌドゥ・ヴィガン
地底旅行 (創元SF文庫)地底旅行 (創元SF文庫)感想
有名な小説だが、改めて読んでみると「未知を知りたい」という探求心のみで始終を押し通した、そこがとても素晴らしい小説だな、と。この小説には、敵も、恋もない。ひたすらに夢想を綴ったもので、ある種ファンタジーでもある。実在の科学者の言説を並べつつ、しれっと嘘も織り込んで、自らの設定に説得力を持たせる等の工夫も非常に読んでいて面白い。
読了日:12月25日 著者:ジュール・ヴェルヌ
ファインマンさんは超天才ファインマンさんは超天才感想
ファインマンの人となりを追う形での一冊となっているが、うーん。確かにそのおかげで、だいぶ取っつきやすい内容にはなったのだが、これはこれで困ったもので、バカ向けすぎてつまらない部分がある。これで天才の中身を知ろうなど無理。ただ、ファインマンが、様々な現象や科学理論を、具体的なイメージで説明していくくだりは、なかなかのもの。そんな捉え方があったのかと、虚を突かれる。
読了日:12月25日 著者:クリストファー・サイクス
黒猫・黄金虫 (新潮文庫)黒猫・黄金虫 (新潮文庫)感想
黄金虫は面白い。…が、結構イマイチな短編も多いのが難点というか。
読了日:12月4日 著者:エドガー・アラン・ポー
フォン・ノイマンの生涯 (朝日選書)フォン・ノイマンの生涯 (朝日選書)感想
んー。マクレイがノイマンを讃えすぎているせいで「この本に書いてある話しのどこまでを、ちゃんと裏付け取ってんのかなー」と気になってしまって、全然ちゃんと読めないんだが…。あと、限界効用やゲーム理論(の初歩)を御大層に説明するのもなぁ…。そんな難しい話じゃないぞ?それ。スノッブすぎ。
読了日:12月1日 著者:ノーマンマクレイ
新装版 ウッディケーン・下 (KCデラックス)新装版 ウッディケーン・下 (KCデラックス)
読了日:11月29日 著者:横内なおき
虚実妖怪百物語 急 (怪BOOKS)虚実妖怪百物語 急 (怪BOOKS)
読了日:11月22日 著者:京極夏彦
虚実妖怪百物語 破 (怪BOOKS)虚実妖怪百物語 破 (怪BOOKS)
読了日:11月22日 著者:京極夏彦
虚実妖怪百物語 序 (怪BOOKS)虚実妖怪百物語 序 (怪BOOKS)
読了日:11月19日 著者:京極夏彦
予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)予想どおりに不合理: 行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」 (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)感想
んー。個人的に、ダン・アリエリーはなんだか苦手なのだが、その印象が増した。大衆受けを狙っているのか、なんなのか。とにかく、この著書は物事に対して安易に結論を付けすぎなのだ。しかも、論証になる実験が少ない。ちょっと実験を紹介した後、著者がそこから得た結論を元に、かなり雑な論理で無理やり自分に都合がいい結論を導き出しているように読める箇所も多々。とにかく、過剰な自意識がこの著書を全体的に精彩を欠いたものにしている。
読了日:11月19日 著者:ダンアリエリー
不屈の棋士 (講談社現代新書)不屈の棋士 (講談社現代新書)
読了日:10月30日 著者:大川慎太郎
あそびあそばせ 2 (ヤングアニマルコミックス)あそびあそばせ 2 (ヤングアニマルコミックス)
読了日:10月29日 著者:涼川りん
新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち新編 黒部の山人 山賊鬼サとケモノたち感想
「昔は猿も食ってた」「死んだ遭難者を重油で焼いて…」「大物猟にはバカなオス犬がいい」「獲ったやつの血を犬に飲ませて…」「カモシカ撃ったらそいつが落ちて雪崩起きて…」「村からは百姓やらないで怠けてると言われてた」――――書ききれないほど、トンデモナイことしか書いてない! 伝説の山人、鬼窪さんの語り書きの一冊とのことだけど、いや、山とかに興味ない人でも一読した方がいいほどによく出来ている本。下手な小説よりも遥かに面白い。訛りの混じった「語り」と、経験しているからこその濃密な描写が文学としても素晴らしい。
読了日:10月26日 著者:
陽気なお葬式 (新潮クレスト・ブックス)陽気なお葬式 (新潮クレスト・ブックス)感想
個人的には「本当にリュドミラ・ウリツカヤの作品か」と思うほどに、三文小説のようなありきたりな内容で、少し唖然とする。陳腐な感情論にもうんざり。んー、翻訳の文章がウリツカヤの微妙なところを掬い上げていない可能性もあるが……。ロシア語には詳しくないので判別できない。とりあえずは「リュドミラ・ウリツカヤは良い作家だけど、人に勧めるときには、まず最初にこれだけは外す」とだけ…。
読了日:10月21日 著者:リュドミラ・ウリツカヤ
新装版 ウッディケーン・上 (KCデラックス)新装版 ウッディケーン・上 (KCデラックス)
読了日:10月21日 著者:横内なおき
少女ABCDEFGHIJKLMN少女ABCDEFGHIJKLMN感想
うーん。どうでも。
読了日:10月8日 著者:最果タヒ
イラストスタートアップガイド アクリル絵具 (Comickersテクニックブック)イラストスタートアップガイド アクリル絵具 (Comickersテクニックブック)感想
熊倉祐一だけ、完全我流なので塗り方がすごいことに…。
読了日:9月9日 著者:
u-1 kumakura works 1995~2001 熊倉裕一画集 (KCピース)u-1 kumakura works 1995~2001 熊倉裕一画集 (KCピース)感想
しかし、こうして並べてみると画力変わりすぎ…。アメコミに強い影響を受けつつも、しかし、やっぱりちゃんと日本の少年漫画の文脈も受け継いでいる熊倉裕一の、その「アメコミと日本漫画のバランス」がどんどん完成していくさまが見れる画集。
読了日:9月8日 著者:熊倉裕一
おかしな家族おかしな家族感想
最近「フランスでは親は子どもをベビシッターに預けさせて、二人のアムールを楽しむのが普通」とかいう話を読んだとき、強烈に「それでフランス、大丈夫か」と思ったものだが、ジャン・コクトーもそう思っていたらしい。ここに書いてあるのは、育児放棄する親への強烈な皮肉。子どもを理解しようともしないくせに、なにが子どもへの教育だ、と。子どもたちに間違った考え方が刷り込まれても知らないぞ、と。現状の、フランスを見るに「まあ、半分くらい危惧は当たってたな」とも言える一冊。
読了日:9月4日 著者:ジャン・コクトー
緒方剛志画集―BOOGIEPOP AND OTHERS緒方剛志画集―BOOGIEPOP AND OTHERS
読了日:9月4日 著者:緒方剛志
Exist―岡崎武士画集 (ニュータイプイラストレイテッド・コレクション)Exist―岡崎武士画集 (ニュータイプイラストレイテッド・コレクション)感想
上手い。
読了日:9月4日 著者:岡崎武士
恥辱恥辱感想
カフカの「審判」のオマージュではないか、という話だが、いや、それはあくまで導入の話であって、話の主軸はペキンパーの映画「わらの犬」に近い。そして、この小説が問題にしているのは人種という差ではなくて、本能という自分とのせめぎあいの中にある自分と、コミュニティの中にある他者という差であり、その境界線の話なのだ。
読了日:9月2日 著者:J.M.クッツェー
宮廷の道化師たち宮廷の道化師たち感想
前半と後半で翻訳の調子が全然違う。前半は指示語だらけ。それ、それ、それの連発で非常に読みづらい。後半はまったくそんなことがない。なんでだよって思ったら、千野栄一氏が前半くらいまで訳し終わったところで、「既に全訳していた姫野悦子の文章と遭遇したので、後半からその人の文章に変えた(ちょいちょい千野氏が手を加えて…)」からとのこと。なんだこの、千野氏の過剰な自意識が見える翻訳の経緯。基本「ですます調 」の文章になぜか、ぽろっと「である調」が入っていたりしているのも…。内容は面白い…けど、うーん…説明がなー…。
読了日:9月1日 著者:アヴィグドルダガン
レックス・ムンディ (集英社文庫)レックス・ムンディ (集英社文庫)感想
面白かったのだけど、なんか終わり方が惜しい気もしてしまう。もうちょっと、こう色々と不気味に出来なかったものなのかと。このオチにするなら、おそらく、秋山瑞人の方がもっと上手く読んでいる側が酔ってしまうようなものに出来ただろう、とか。また、この題材上(仕方ないのだが)これが出版された当時の「世の中の空気」が分かってないと、理解し難い部分もあるように思う。とはいえ、基本的には非常に濃い知識量と、それらを繋げる詭弁の上手さでぐいぐい読まされてしまう。少なくとも、ダン・ブラウン荒俣宏の爪の垢を煎じて飲んで欲しい。
読了日:8月20日 著者:荒俣宏
将棋の渡辺くん(2) (ワイドKC 週刊少年マガジン)将棋の渡辺くん(2) (ワイドKC 週刊少年マガジン)
読了日:8月9日 著者:伊奈めぐみ
手塚治虫小説集成 (立東舎文庫)手塚治虫小説集成 (立東舎文庫)感想
手塚治虫はやっぱり、どうかしている人だった…(笑)この狂いっぷりは筒井康隆や、平山夢明のそれと比べてもまったく劣らない。学生時代はインサイダーな芸術にずっと触れてきたというが、もう小説たちはどう見てもアウトサイダー全開なのである。そして、このバリエーションの豊かさ。海野十三的な科学小説があったかと思えば、劇で人が死ぬ場面をつらつら綴るようなゴス系な小説もあり、田舎訛りで繰り広げられるループSFもあり、と、とにかくなんでもあり。これを読むと「手塚治虫って天才だったのか」と妙に納得させられる。
読了日:8月6日 著者:手塚治虫
渡くんの××が崩壊寸前(2) (ヤンマガKCスペシャル)渡くんの××が崩壊寸前(2) (ヤンマガKCスペシャル)感想
ブコメも掘り下げれば、こんなに面白くなるのか、という発見の一作。
読了日:8月5日 著者:鳴見なる
渡くんの××が崩壊寸前(1) (ヤンマガKCスペシャル)渡くんの××が崩壊寸前(1) (ヤンマガKCスペシャル)
読了日:8月5日 著者:鳴見なる
バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)バーナード嬢曰く。 2 (IDコミックス REXコミックス)感想
二巻は面白いなぁ。
読了日:8月5日 著者:施川ユウキ
バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)バーナード嬢曰く。 (REXコミックス)感想
自分、こういうタイプの読書家じゃないので、普通につまらなかった。悪い、つまらなかった。
読了日:8月5日 著者:施川ユウキ
影王の都 (創元推理文庫)影王の都 (創元推理文庫)感想
イムループの扱いが酷い。急に終わりあたりになって「実はこの作品、設定上、時間ループしてたんだぜ」「な、なんだってー?!」と言い出すだけ。一応、いろいろと話の時間軸を錯綜させたりしてはいるが、これが、単に下手くそな群像劇にしか読めず、作品内でどこかとどこかが巧妙にループしてて……などという気の利いた構成などは一切していない。そもそもよーく読むと分かるのだが、厳密にはこれタイムループではない。肝心のファンタジー描写も……。舞台が砂漠なだけで千一夜物語がどうのとか言ってる選考委員の寸評には笑った。
読了日:7月15日 著者:羽角曜
機動戦士ガンダムサンダーボルト 1 (ビッグコミックススペシャル)機動戦士ガンダムサンダーボルト 1 (ビッグコミックススペシャル)
読了日:7月9日 著者:太田垣康男,サンライズ
ランポ 4―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)ランポ 4―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)
読了日:7月6日 著者:上山徹郎
ランポ 3―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)ランポ 3―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)
読了日:7月6日 著者:上山徹郎
ランポ 2―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)ランポ 2―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)
読了日:7月6日 著者:上山徹郎
ランポ 1―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)ランポ 1―The hypersonic boy (てんとう虫コミックススペシャル)
読了日:7月6日 著者:上山徹郎
ヤギより上、猿より下ヤギより上、猿より下感想
今までどおり、全開の平山節。シュールなほどに粗野でどん底な人々を描きつつ、そこに異常なまでのグロテスクとエロティシズムを混ぜていく部分は今までのまま。だというのに、どこか今までと違う感触を覚える短編集。特に表題作以外は、ある種、哲学的でさえあるような不思議なテーマが見え隠れしていて、読み終えるとどれも「人間は不思議だ」と思えてくるのだ。…ま、それらの感慨も表題作の、爆笑必至な内容に全て吹き飛ばされてしまうのだが。最後に一言「平山先生、『センテンススプリング砲』と『はぁと』って……言いたかっただけでしょ…」
読了日:7月2日 著者:平山夢明
時計仕掛けのりんご (手塚治虫漫画全集)時計仕掛けのりんご (手塚治虫漫画全集)感想
表面的には他の手塚治虫短編集と同じようなテーマ・同じような思想を持っているように見えて、よく読み解くとこれがなんだか違う。そんな短編集。特に最後の短編「帰還者」のオチは、良い意味で酷いオチでちょっと笑えてしまう。…というか、手塚先生、あなたこのオチって禁止してませんでしたっけ?「バイパスの夜」は某漫画家が、シチュエーションを丸々パクったことで有名な一編。表題作は当然、あの小説が元ネタだけど実は作品の雰囲気はリチャード・マシスンに近いところがあって、マシスン好きにオススメの一作。
読了日:6月30日 著者:手塚治虫
逢はなくもあやし (集英社文庫)逢はなくもあやし (集英社文庫)感想
うーん。かつての面白さが全くない。というか、なんだろう。文章の上手い素人が、物語を練らないまま作ってしまった感がある。つまり、新人賞でこれなら「まあ、伸びしろあるんじゃないの?」って思えるが……というレベル。
読了日:6月30日 著者:坂東眞砂子
村山聖名局譜村山聖名局譜感想
こんなワイワイと語り合う、対談形式の名局解説書も珍しい。というか、そんな解説書は、おそらくこれしかないはず。正直、将棋を全く知らない人でも読めちゃうんじゃないかと思うほどのフランクさ。しかし、内容は村山聖の名局についてであり、まあ濃い一冊。先崎学八段に自戦記の代筆を依頼した結果、まさか羽生善治三冠(現)がくっついてくるとは亡くなられた村山聖九段も想像してなかっただろう。
読了日:6月23日 著者:羽生善治,先崎学
科学の発見科学の発見感想
科学が成立してから、どのように発展してきたかの歴史を、ただ語るだけに至らず「いかに、手間暇をかけまくって、歴史も隔てて、様々な論争を経てなお、偉人達の功績が間違っているのか、現代科学にとって意味がなかったのか。あるいは誰の功績に意味があったのか」というところまで語り尽くし、いかに科学が、この世界の諸法則が理解困難なものであったか、今もなお困難なのかを実感する本。個人的には突然、DISられるベーコンとデカルトに爆笑した。イスラム科学と現代科学の関係性も興味深い。
読了日:6月20日 著者:スティーヴンワインバーグ,大栗博司
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(4)<完> (KCデラックス)機動戦士ガンダムSEED DESTINY(4)<完> (KCデラックス)
読了日:6月17日 著者:高山瑞穂
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(3) (KCデラックス)機動戦士ガンダムSEED DESTINY(3) (KCデラックス)
読了日:6月17日 著者:高山瑞穂
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2) (KCデラックス)機動戦士ガンダムSEED DESTINY(2) (KCデラックス)
読了日:6月17日 著者:高山端穂
機動戦士ガンダムSEED DESTINY(1) (KCデラックス)機動戦士ガンダムSEED DESTINY(1) (KCデラックス)
読了日:6月17日 著者:高山瑞穂
植物たちの私生活植物たちの私生活感想
〈未だに文学が銅の鏡で見るようにぼんやりとしています。顔と顔を合わせるときが来るでしょうか? もしかして永遠に来ないかもしれません。どうせ銅の鏡で見るのが文学でしょうから〉 最高! まるで探偵小説のような書き出しでありながら、実は家族小説という。この始まりから相当に面白い。しかも、その家族がだんだんと神話性というか、神秘性のようなものを帯びてくるのだ。そして、なぜ探偵小説のような書き出しで始まるのか。なぜ神秘性を帯び始めるのか。それら全てが上記の作者あとがきで綺麗に示される。
読了日:6月11日 著者:李承雨
立体から考える美少女の描き方 88のコツ立体から考える美少女の描き方 88のコツ感想
実は必ずしも、この本が正しいことを言っていないのが厄介で、あんまり鵜呑みにしてはいけない箇所も……。また、作者の画力にも少々問題がある。なるべく考え方だけを参考に。
読了日:5月31日 著者:中塚真
スタインベック短編集 (新潮文庫)スタインベック短編集 (新潮文庫)感想
白いウズラが素晴らしくて、印象に残っている。男女の関係性というものの味わい深さを感じる事ができる傑作。このとおり、どの短編も、人間の描写に重きをおいていて、人間の心理を暗喩として表すための自然描写が多い。スタインベックは、のちの「二十日鼠と人間」などでも明らかな通り、基本的には普遍的な人間同士の関係性を描いていく作家であることがよく分かる。解説の文章は、ステレオタイプで陳腐。
読了日:5月30日 著者:スタインベック
黒い本黒い本感想
個人的には、非常にジェシー・ケラーマンの「駄作」を思い出す内容。テーマ等似ているところがよく見られるのだ。自分のアイデンティティが徐々に他人のそれに溶け込んでいってしまう主人公の姿は、特に似ている。とはいえ、基本的な話は当然まったく違い、こちらはエンターテイメント性よりも幻想小説のような筆致が魅力となっている。
読了日:5月26日 著者:オルハン・パムク
ヴァージル・フィンレイ幻想画集ヴァージル・フィンレイ幻想画集感想
素晴らしい。でも、これが画集?!と驚くほどのコンパクトさ。
読了日:5月14日 著者:大瀧啓裕
りとる・けいおす(2) (アクションコミックス)りとる・けいおす(2) (アクションコミックス)
読了日:5月12日 著者:涼川りん
りとる・けいおす(1) (アクションコミックス)りとる・けいおす(1) (アクションコミックス)感想
(1,2巻通しての感想)意外にも知的な面が見える、シュールギャグ漫画。マルキ・ド・サドや三段論法などが出てくるギャグ漫画なんてものがこの世に存在したとは。
読了日:5月12日 著者:涼川りん,八頭道尾
あそびあそばせ (ジェッツコミックス)あそびあそばせ (ジェッツコミックス)
読了日:5月10日 著者:涼川りん
リトル・チルドレン (ちくま文庫)リトル・チルドレン (ちくま文庫)感想
この独特さ。散文詩的という評価がかつてのものだったようだが、今読むと確信を持って言える「日常系とはこのことだ」と。サローヤンは間違いなく、日常系の作家だ。日常を生きる人達の姿をあくまで優しく描いていく。個人的には最後の短編「ぼくは礼儀知らずなんかじゃない」が、たまらない。この、のらりくらりとした、なんだか、肩すかしな会話を繰り広げる滑稽さ。これを現代的と言わずしてなんという。
読了日:5月9日 著者:ウイリアムサローヤン
みんなの少年探偵団2みんなの少年探偵団2感想
平山夢明氏の短編が、一見「平山節全開」に見えて読み進めていくとキッチリツボを抑えた見事な江戸川乱歩パスティーシュ小説になっていて感心。実は一番少年探偵団っぽい場面が多いのはこれ。大崎梢氏の短編も、これはこれでいい。ただ、全体として良い出来かっていうと……中には悪い意味で90年代的な「とりあえず、過去のコンテンツをしたり顔で否定したいだけ」な内容もあって、ダセーし、ウゼーし、で、とても少年探偵団が好きとは思えない作家もいるので、結構読むときは注意が必要。
読了日:4月29日 著者:有栖川有栖,歌野晶午,大崎梢,坂木司,平山夢明
涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)涼宮ハルヒの暴走 (角川スニーカー文庫)
読了日:4月29日 著者:谷川流
ヒューマン・コメディ (ちくま文庫)ヒューマン・コメディ (ちくま文庫)感想
サローヤン自身が気にしている通り、確かに戦争に関して、妙に感傷的なところがあってそこが余計なのだけれど、全体的には非常に良く少年の日常を丁寧に描き出していて、良い出来。
読了日:4月29日 著者:ウイリアムサローヤン
新装版 サイボーグクロちゃん(6)<完> (KCデラックス)新装版 サイボーグクロちゃん(6)<完> (KCデラックス)
読了日:4月24日 著者:横内なおき
カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~カラー&ライト ~リアリズムのための色彩と光の描き方~感想
なかなか評判どおりの本。
読了日:4月11日 著者:ジェームス・ガーニー(JamesGurney)
デジモンアドベンチャーVテイマー01 9 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)デジモンアドベンチャーVテイマー01 9 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)
読了日:4月11日 著者:井沢ひろし
デジモンアドベンチャーVテイマー01 8 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)デジモンアドベンチャーVテイマー01 8 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)
読了日:4月11日 著者:井沢ひろし
デジモンアドベンチャーVテイマー01 7 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)デジモンアドベンチャーVテイマー01 7 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)
読了日:4月11日 著者:井沢ひろし
デジモンアドベンチャーVテイマー01 6 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)デジモンアドベンチャーVテイマー01 6 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)
読了日:4月11日 著者:井沢ひろし
デジモンアドベンチャーVテイマー01 5 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)デジモンアドベンチャーVテイマー01 5 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)
読了日:4月11日 著者:井沢ひろし
デジモンアドベンチャーVテイマー01 4 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)デジモンアドベンチャーVテイマー01 4 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)
読了日:4月11日 著者:井沢ひろし
ウィルキー・コリンズ短編選集ウィルキー・コリンズ短編選集感想
全体的に、不条理というか「抗いがたい運命」という人生観をテーマにしているところがあり、ここは現代でも通じるものがある。著者はディケンズとの交流があったとのこと。ディケンズは、正直、現代からすると「うーん」と言いたくなる面があるのだが、こちらはそれを感じず、むしろ、社会的弱者に焦点を当てているストーリーは(当時も広く読まれたようだが)現代のほうが広く読まれても不思議はない。最初の短編はディケンズの涙を誘ったという。まあ、正直、これで泣くというのはよく分からないが(笑)確かに出来の良い短編集ではあるのだ。
読了日:4月11日 著者:ウィルキー・コリンズ
デジモンアドベンチャーVテイマー01 3 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)デジモンアドベンチャーVテイマー01 3 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)
読了日:4月11日 著者:井沢ひろし
デジモンアドベンチャーVテイマー01 2 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)デジモンアドベンチャーVテイマー01 2 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)
読了日:4月11日 著者:井沢ひろし
デジモンアドベンチャーVテイマー01 1 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)デジモンアドベンチャーVテイマー01 1 (Vジャンプブックス コミックシリーズ)感想
やっぱ、Vテイマー面白いわ。
読了日:4月11日 著者:井沢ひろし
一五〇〇〇〇〇〇〇 (マヤコフスキー叢書)一五〇〇〇〇〇〇〇 (マヤコフスキー叢書)感想
「いかにも」って内容っちゃあ、そうなんだが…。
読了日:4月2日 著者:マヤコフスキー
イヌ どのようにして人間の友になったか (講談社学術文庫)イヌ どのようにして人間の友になったか (講談社学術文庫)感想
題に偽りあり。人間とイヌとの関係の歴史が語られる本かとおもいきや、四分の一ほどは人間と関係ない――どころか、一部はイヌとの関係性さえ薄いような、哺乳類の歴史が――"首を傾げる箇所がそこそこあるような正確さ"で語られる内容。また、著者は小型犬が嫌いなので、彼らに対する表現は悪辣の極み(遠回しに、自分にとって蜘蛛か蛇みたいなものだと言い切っている)。これで、ナチュラリストの愛犬家を自称とは、逆にすごい。そういう"アレ"な著者の、ちゃんと文献を参照してんだかどうなんだかさえ分からない"文言"がひたすら並ぶ一冊。
読了日:4月2日 著者:ジョン.C・マクローリン
スーパーデッサン 人物〈1〉顔・からだ篇スーパーデッサン 人物〈1〉顔・からだ篇感想
良い内容
読了日:3月30日 著者:鶴岡孝夫
新装版 サイボーグクロちゃん(5) (KCデラックス)新装版 サイボーグクロちゃん(5) (KCデラックス)
読了日:3月28日 著者:横内なおき
ノディエ幻想短篇集 (岩波文庫)ノディエ幻想短篇集 (岩波文庫)感想
んー。なんというか、幻想よりも、幻想を潰そうとするもの(と作者が勝手に思い込んでいるもの)を必死で否定しようという魂胆がかなり強いような気がするのだが…。現代的な視点で見ると「これ、ただの科学アレルギー小説なんじゃないっすかね」って言いたくなってしまうんだが…。幻想の筆致も狂気の筆致も全然、普通のレベル。どの短編も「現代で言うところの幻想小説」的な面白さがあったかというと、ない。時代背景含めて、過渡期的な代物と捉えるのが妥当かなと。
読了日:3月22日 著者:シャルルノディエ
南鎌倉高校女子自転車部(4) (ブレイドコミックス)南鎌倉高校女子自転車部(4) (ブレイドコミックス)
読了日:3月13日 著者:松本規之
南鎌倉高校女子自転車部 03 (BLADE COMICS)南鎌倉高校女子自転車部 03 (BLADE COMICS)
読了日:3月13日 著者:松本規之
筋場理論 囲碁400年の歴史を変える究極の打ち方筋場理論 囲碁400年の歴史を変える究極の打ち方
読了日:3月12日 著者:依田紀基
ゼルダの伝説 時のオカリナ【完全版】 (てんとう虫コミックススペシャル)ゼルダの伝説 時のオカリナ【完全版】 (てんとう虫コミックススペシャル)
読了日:3月12日 著者:姫川明任天堂
南鎌倉高校女子自転車部 2 (BLADE COMICS)南鎌倉高校女子自転車部 2 (BLADE COMICS)
読了日:3月12日 著者:松本規之
南鎌倉高校女子自転車部 01 (BLADE COMICS)南鎌倉高校女子自転車部 01 (BLADE COMICS)
読了日:3月12日 著者:松本規之
ハウス・オブ・デットハウス・オブ・デット
読了日:3月7日 著者:アティフ・ミアン,アミール・サフィ
KING OF BANDIT JING(5) (マガジンZKC)KING OF BANDIT JING(5) (マガジンZKC)
読了日:3月5日 著者:熊倉裕一
KING OF BANDIT JING(4) (マガジンZKC)KING OF BANDIT JING(4) (マガジンZKC)
読了日:3月5日 著者:熊倉裕一
アーティストのための美術解剖学―デッサン・漫画・アニメーション・彫刻など、人体表現、生体観察をするすべての人にアーティストのための美術解剖学―デッサン・漫画・アニメーション・彫刻など、人体表現、生体観察をするすべての人に感想
資料としてはかなり有用性があるが、しかし、この本にわざわざアーティストのための、という文句を入れる必要がったかというと、少し疑問。内容的には普通の解剖学等の資料とそう変わらないからである。
読了日:3月3日 著者:ヴァレリー・L.ウィンスロゥ
聖の青春聖の青春感想
来るべき映画版に備えて。文章の構成とか、そういったものに関しては、圧倒的に「将棋の子」の方が良く出来ていたかなと。話としては、こちらも遜色なく面白いので、ノンフィクションとしてはこれで十分に良いのだが。実は一部の話が、将棋の子とリンクしていたりするので、将棋の子を読んだ上で読むこと推奨の一冊であったりもする。
読了日:3月1日 著者:大崎善生
GA-芸術科アートデザインクラス- (7) (まんがタイムKRコミックス)GA-芸術科アートデザインクラス- (7) (まんがタイムKRコミックス)
読了日:2月27日 著者:きゆづきさとこ
新装版 サイボーグクロちゃん(4) (KCデラックス)新装版 サイボーグクロちゃん(4) (KCデラックス)
読了日:2月27日 著者:横内なおき
もっけ 9 (アフタヌーンKC)もっけ 9 (アフタヌーンKC)
読了日:2月4日 著者:熊倉隆敏
KING OF BANDIT JING(3) (マガジンZKC)KING OF BANDIT JING(3) (マガジンZKC)
読了日:2月4日 著者:熊倉裕一
KING OF BANDIT JING(2) (マガジンZKC)KING OF BANDIT JING(2) (マガジンZKC)
読了日:2月4日 著者:熊倉裕一
KING OF BANDIT JING(1) (マガジンZKC)KING OF BANDIT JING(1) (マガジンZKC)
読了日:2月4日 著者:熊倉裕一
GA 芸術科アートデザインクラス (4) (まんがタイムKRコミックス)GA 芸術科アートデザインクラス (4) (まんがタイムKRコミックス)
読了日:2月4日 著者:きゆづきさとこ
GA 芸術科アートデザインクラス (3) (まんがタイムKRコミックス)GA 芸術科アートデザインクラス (3) (まんがタイムKRコミックス)
読了日:2月4日 著者:きゆづきさとこ
GA 芸術科アートデザインクラス (2) (まんがタイムKRコミックス)GA 芸術科アートデザインクラス (2) (まんがタイムKRコミックス)
読了日:2月4日 著者:きゆづきさとこ
GA 芸術科アートデザインクラス (1) (まんがタイムKRコミックス)GA 芸術科アートデザインクラス (1) (まんがタイムKRコミックス)
読了日:2月4日 著者:きゆづきさとこ
テングガール 1 (ヤングキングコミックス)テングガール 1 (ヤングキングコミックス)
読了日:2月2日 著者:上山徹郎
+チック姉さん(プラスチック姉さん)(5) (ヤングガンガンコミックス)+チック姉さん(プラスチック姉さん)(5) (ヤングガンガンコミックス)
読了日:2月2日 著者:栗井茶
将棋の子 (講談社文庫)将棋の子 (講談社文庫)感想
2001年にしては、妙に文章が古いうえに、比喩表現がなんだかあざといなぁ、というところが妙に目についてしまうけれども、基本的には面白い。ノンフィクションという看板を退かしても、小説の感覚で読んでも、実は文章の構成がかなり特殊なものになっているので、なかなか感心させる出来となっている。千一夜物語のような構成を取っているのだ。この部分は「なるほど、これは賞を取れるはずだな」と納得させるものがある。
読了日:1月31日 著者:大崎善生
金色の獣、彼方に向かう金色の獣、彼方に向かう感想
前の二編の出来が、もう相当に良い――のだけれども、ちょっと恒川光太郎が作家として熟れた頃であるせいか「普通の小説じゃん!」と言いたくなってしまうところがもどかしいような…。後の二編も基本的に気になったのはそこ。話のスケールが大きくなった分、作中でファンタジーな描写が起こっても「まあ起こるだろうな」という気がしてしまって、夜市とかにあった、ただおどろおどろしい世界を描くだけでは留まらない”マジックリアリズム感”がだいぶ薄れた気もする。
読了日:1月24日 著者:恒川光太郎
新装版 サイボーグクロちゃん(3) (KCデラックス)新装版 サイボーグクロちゃん(3) (KCデラックス)
読了日:1月23日 著者:横内なおき
新装版 サイボーグクロちゃん(2) (KCデラックス)新装版 サイボーグクロちゃん(2) (KCデラックス)
読了日:1月23日 著者:横内なおき
宇宙のガズゥ (KCデラックス)宇宙のガズゥ (KCデラックス)感想
復活した横内なおきが最高すぎる。
読了日:1月23日 著者:横内なおき
スプラトゥーン イカすアートブック (ファミ通の攻略本)スプラトゥーン イカすアートブック (ファミ通の攻略本)感想
やっぱ、この人…絵が上手すぎるよね。途中、JAPANEXPOのイラストで東京タワーがすっげぇ、エッフェル塔っぽく描かれているのは、やっぱりロベール・ドローネーを意識してるってことなのかなぁ。
読了日:1月21日 著者:週刊ファミ通編集部
多数決を疑う――社会的選択理論とは何か (岩波新書)多数決を疑う――社会的選択理論とは何か (岩波新書)感想
多数決を疑う、というよりは、多数決を考える内容である。つまり、ただ単に「多数決は当てにならない!」と、どっかに向かって叫んでいるオジサン評論家たちとは大きく異なり「では、多数決は今までどこが問題とされてきたのか」「それを解消するためのルールは、なにが考案されているのか」という「社会的選択理論」の部分を分かりやすく紹介しているのだ。そして、現行の日本はそれと照らしあわせてどこが問題なのかを説いている一冊。決して、多数決は間違った手法だ、などと言っている本ではない。
読了日:1月15日 著者:坂井豊貴
これだけは知っておきたい働き方の教科書 (ちくま新書)これだけは知っておきたい働き方の教科書 (ちくま新書)感想
労働にまつわるアレコレについて、主には経済学的な観点を交えつつ、今とこれからの働き方を考えていく一冊。内容としては、役立ちそうなところをサラッと知ることができる上に、働き方以前の学び方、考え方の部分から丁寧に教えてくれている本で、なおかつ、これから予測される「将来の社会にはあるであろう働き方」をちゃちゃっとまとめてくれていたりもする。教科書というよりはガイドブック。内容が掘り下げちょい浅めなのは、まー、新書なので仕方ない。
読了日:1月11日 著者:安藤至大

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