絵が描けない人は、本当に、教科書をちゃんと読んだほうが良い。
このトゥゲッター、読みながら「今の子どもは、こんなことまで知れるなんて羨ましい」とかツイートしている人とかが多くいるのだが、それを見て、特に強く思った。
教科書はちゃんと読んだほうがいい。
絵を描きたいけど、下手くそ過ぎて挫折している人ほど読むべきだ。下手くそであれば下手くそであるほど、ちゃんと読んで、中に書いてあることを逐一、全部真似して描いてみたほうがいい。
なぜなら、このトゥゲッターに書いてあることは「ルーミスのやさしい人物画」とか、ああいう本に昔から全部描いてあることだからだ。そう、別に、これロマン・トマ氏の個人的な発明ではないのである!今の少年どころか、その気になれば5040年前の少年*1だって、知ることが出来たことなのだ。
例えば、最後の「背景のパースに合うキャラの描き方」
これなんか、まんま同じことがルーミスの本にも載っている。
そう、実はこれにデジタルなコピペを使っているだけなのだ。基本的な原理は一緒。
だから、本当にちゃんと教科書は読むべきだ。悩んだとき、なんかおかしいと思ったとき、必ずルーミスやジャック・ハム、それらの教則本を読み返すといい。だいたいヒントや答えが書いてある。それに従って直すだけで、あなたの絵は簡単に人から「上手い」と言われるだろう。
*1:追記:勢い余って50年前の少年も…と書いてしまっているが、今、調べてみたらルーミスのやさしい人物画は、初版が1976年であった。つまり、約40年前である。10年サバを読んでしまった…。謹んでお詫び申し上げます。