BLOG・BLOG

東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

面白い本…

を読んでいる。

 

 おぉ、久々にこの記事かと自分でも感心したけれども、久しぶりに今、面白い本を読んでいる最中だ。

うちあけ話

うちあけ話

 ポール・コンスタンの「うちあけ話」。

 女性作家が描く女性の物語である――とこう書いてしまうと「なんだそれはゆるふわ小説か」「なんだそれは例によってフェミニズム小説か」とちょっと苦手意識持たれそうな気もするけれども、この小説はそういう、”いかにもな女性作家の小説”とは、少し一線を画すものだ。

 なにせ、フェミニズム・コミュニティのダメダメさや、女性のダメダメさをフェミニズム作家が描いた小説なのだから。そういう意味で、かなり変わっている。もちろん、決してフェミニズムが間違っているとか、そういう話ではない。ただ、「こういうところが私たちって困ったものよねぇー」と笑い飛ばしながら、フェミニズムや女性を憂いている小説なのだ。

 まだ最後までは読んでいないのだけれども、これは絶対、素晴らしい小説なはずである。

 

 じゃ!