ユリ熊嵐…
というアニメがあった。
ちょい前に、全話終わったのだけど、僕からこのアニメを一言、言わせてもらうとするならば、
「女子会のアレな空気」
という一言が相応しい。
エゴ、とか、好きという気持ちが、とか、まあいろいろ論点はあるけど、僕が一番感じたのはこれである。女子会とか、おばちゃんたちの集まりの中にある、アレな空気である。うわさ話が大好きで、自分たちが作り上げた空間を守ることに躍起し――とまあまあ、見事にメタファーとして現れちゃってるもんだなーと。
なんで、女性限定の話にしてるんだと思われるかもしれないが、まあ、本編にほぼ女性しか出てこないんだから仕方ないだろう。
男性は男性で、同性しかいない空間になると、それはそれは「うわー…」としか言い様がない、他者排除大好きな集団に感じる独特の気持ち悪さを放っているのだが、このアニメはそっちは描いてないんだから、しょーがない。
人間って、同一のものばかりで固まると、途端に(社会的観点からも、倫理的観点からも、論理的観点からも、法律的観点からも、功利的観点からも)カスみたいな発想しか産まない生物に変貌しちゃうから困ったもんだ。
しかも、そういう人たちって、こういう言説を見ると、烈火のように怒り出すのである。ている時点で自分たちがアレだということを認めているようなものなんだけれども。