この本面白かった
ぜって、小声で言っておく!
「なぜ小声なのか」という疑問はさておいて、いやはや、久々に読んでみたら素晴らしかったですよ。このSF小説は!
超生命ヴァイトン (1964年) (ハヤカワ・SF・シリーズ)
- 作者: エリック・フランク・ラッセル,矢野徹
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 1964
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超生命ヴァイトン。まあ、かなり古いSF小説でしかも、いわゆる「人類よりも圧倒的にすごい存在が地球を本当は支配しているんじゃないか?」という、モノリス的なものがいるというSF小説のはしりと言われているのが本作だね。
言ってしまえば、まどまぎのキュウべえの元ネタを辿って、辿って、辿った先にあるものがこの、超生命ヴァイトンなわけ。
この小説、今読むとすごいねー。なにがすごいって、話がどんどんおかしくなっていくのがすごいんですわ。もう、バンバン、スケールがでかくなっていく。どんどん、人が死んでいく。そして、それに連れて主人公が(傍から見ると)どんどん頭のおかしい人になっていく、という、とても愉快な小説ですよ。
あと、この小説の素晴らしいところ。
「この拳は○○の分だー!」的な熱血展開が、終盤で見事に出てくるところだね。SF小説って、実はもとから、こういう熱血的なノリのものもあったんだよねってことを伺わせる意味でも重要な小説じゃないのかなと。
そういうわけで、ヴァイトンの紹介だった!
じゃ!