掌編:いんこは鳴かない
捉えられない街の中を歩いていた。この文章はそこで記されていたものを、私がそっとメモをし、それから、しばらくして、外にだすべきか否かを迷い続け、そうして、今ココに記すことにした文章である。この文章は街の空に、貼り付いていた。そして、夢を見るように、ふわりとした気持ちで腕が伸びて、私は回収できたのだ。
いんこは鳴かない。
捉えられない街の中を歩いていた。この文章はそこで記されていたものを、私がそっとメモをし、それから、しばらくして、外にだすべきか否かを迷い続け、そうして、今ココに記すことにした文章である。この文章は街の空に、貼り付いていた。そして、夢を見るように、ふわりとした気持ちで腕が伸びて、私は回収できたのだ。
いんこは鳴かない。