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東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

好きなアニメは学園戦記ムリョウ(3)

なのである

 


学園戦記ムリョウ:オフィシャルサイト

 

 

「なのである」始まりとはなんぞと思うかもしれないけれど、ともかくとして、まあ、大好きなのである。学園戦記ムリョウが。中学生の頃から見て以来、自分の人生観と世界観と世間観が変わるほどの影響を受けてしまってからというもの、ずっとこの作品のファンである。

 学園戦記ムリョウは素晴らしい。どこが素晴らしいかというのを事細かく挙げるといろんな要素が挙がってしまうのだが、分かりやすく言って「日常系とSFの融合」の先駆である。日常系とSFを混ぜるという手法は最近でもちょいちょいと目立つモノになっている。断言できるが、それの先駆はこれである。

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 ――と、まあ、前回、このように学園戦記ムリョウの魅力について語ったわけなのだが、

好きなアニメは学園戦記ムリョウ - BLOG・BLOG

 

好きなアニメは学園戦記ムリョウ(2) - BLOG・BLOG

 

 今回も前回に引き続いて、この「学園戦記ムリョウ」魅力について語っていきたいと思う。学園戦記ムリョウの魅力、その三。

 その三はやっぱり、個性的なキャラクターたちだろう。前にその一で主人公の魅力について語り倒したけれども、学園戦記ムリョウは、主人公以外のキャラクターも非常に面白い人物ばかりとなっている。――と、こう書くと、普通の人はメインキャラクターが面白いんだと思ってしまうかもしれないけど、そうじゃない

 学園戦記ムリョウメイン以外のキャラクターたちも、異様なほど個性的で面白いのだ。そして、メイン以外のキャラクターたちも、なぜだか、とっても印象に残りやすい。例えば、御統中学の運動部の人たち、柔道部長:下山望をはじめとした彼らは、明らかにメインキャラクターではないのに、画面上では大活躍してしまっている。村田始のクラス、二年C組の面々も、なんだか妙に記憶に残りやすい。例えば、学園戦記ムリョウを見た人に、二年C組にいた頭をダンゴにしてる女の子――と尋ねてみよう。すると、たいてい、緑色の服を来た女の子を思い浮かべるのだ。

 こんな感じで、なんだか画面で大して活躍しないような、脇役中の脇役のキャラクターまで、学園戦記ムリョウを見た後だと、全員の姿を覚えてしまっている。

 学園戦記ムリョウは、大量にキャラクターが出てくるので、普通はそんなに細かいキャラクターまで覚えていないはずなのに、でも、覚えられるのだ。これは一重に、それだけ大量のキャラクターがいながら、それぞれがしっかり画面に存在しているというところが大きいだろう。つまり、みんな、背景のモブキャラになっていないのだ。書割になっていない。主人公たちの後ろで、生きている人たちとして存在している。

 もちろん、メイン寄りのキャラクターたちも、個性的なのは言うまでもない。――が、この話は、ちょっと学園戦記ムリョウの違う魅力とも絡んでいるうえに、ちょっと今回熱く語りすぎて、文字数がそろそろ多くなりすぎてしまっているので、この次の記事、その四で語ろうと思う。

 ともかくとして、学園戦記ムリョウの魅力の一つは、メインじゃないキャラクターたちの個性にあるのだ。彼らが、物語の本筋とはあんまり関係しないんだけれども、確かに作品の世界の中で存在していること。これは、この作品の、大きなテーマ一つでもある。大事の中に日常があることを人は忘れがちだ。ついつい、関係ないと思考してしまう。そこの過ちを気付かせてくれる作品なのだ。