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東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

読んでる途中だけど、この本は絶対面白いぜ

って言っておく!

 

 久しぶりのこの記事だけど、面白い本を見つけたんで。しかも、2015年刊行の。そう!今年刊行された小説なのだ。今年、刊行の本に堪んないほど面白いやつを発見してんだな―これが。

素晴らしきソリボ

素晴らしきソリボ

 タイトルに素晴らしきなんて冠しちゃってる生意気な本だけども、断言しておく。まだ、冒頭しか読んでないけど、これは傑作。しかも、文章を書くという行為に対して、とてつもなく、自覚的な傑作だと思うね。話としては、一人の人間の死から始まる物語なんだけれども。

〈フォール=ド=フランスのカーニヴァルの夜、謝肉の日曜日と灰の水曜日の間に、語り部ソリボ・マニフィークは言葉に喉を掻き裂かれて死んだ。息を引き取る瞬間、彼はぱたっとぅ さ!と叫んだ。聴き手たちは、その言葉に、相槌を打たなければ、としか思わず、ぱたっとぅ し!と応えたのだった〉

 ってな、冒頭から始まる物語なんだけど、まあ、この時点で、相当奇妙な小説だということは分かると思うんだ。思うんですよ。

 ぴんと来た人たちは、みんな、ぜひ読んで見るよーに。僕としてはこのブログでかつて紹介したエリック・マコーマックの「ミステリウム」と併せて読むと面白さがうなぎ登りになるんじゃないかなーと、直感的に思ってたりなかったり。

やっぱり、この本は面白いんだよね。 - BLOG・BLOG

 ま、詳しい感想書ける身分じゃあないんで、あんま、詳しく語らないけれども、ともかく、オススメ。

 じゃ!