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BLOG・BLOG

東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

掌編:感触

小説

 色彩を帯びた音たちに囲まれて、温かい気持ちで眠れ。ときに明るくも暗くも冷たくも熱くも全てを帯びるが、色彩の全てを感じて、明日への夢を見ろ。言語の混じった色を見るべきだ。温度の混じった音を触ってみるべきだ。

 例えば、クリノリンだけを付けた少女の、クリノリンの先には操り人形が付いている。その人形一つ一つが絶えず、細々と動きまわり、見ている人たちを惹きつける。パンプキンの不気味な顔に照らされながら、夜の薄暗さでそれを見つめる、住人たちは全て、黄色い目で現実を呼び寄せたがっている。

 感じるとはかくあることだ。であるべきだ。

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