メモリ地獄
いやー困った困った。最近、PCの調子がずっとおかしかったんだなー。なんというか、ちょっとChrome立ち上げるだけでも、大事のように、フリーズ気味の挙動を繰り返し、
「あー、大変だわ―。こんな大きなものおばあちゃん持てないよ―」と愚痴り続ける祖母の如く、これみよがしに、「こんな重いソフト立ち上げるな」と言わんばかりのPCであったわけだ。
で、原因も分かっていた。メモリである。
タスクマネージャ立ち上げ、物理メモリの使用率見たところ、これがあっぷあっぷ。ちょっとソフトを立ち上げるごとに常に80%を超えるという、とんでもないことに、なっていたのである。マルチタスクで、三つほどソフトを立ち上げると90%を超えて、容量不足!容量不足!とヘビメタシャウトをかましつつ、ぱったり動かなくなる。まあ、それは重くなるのも至極当然である。
で、この原因も分かっていた。メモリの認識である。これが明らかにおかしかった。自分のPCの実装メモリは、2GB対して使用可能メモリは919MB。
919MB!
どひゃー、というか、いくらなんでも使用可能領域少なすぎだろと。
その状態を、しばらく放置していたのであるが、一応、このPC。実は自分の商売道具でもある。僕は委託業務での自営業として、このPCで金をちゃりんころと稼いでいるのである。いい加減、改善しないと、商売にも差し障る。
そんな危機感抱いて、今日になり、ネットを検索。「メモリ 使用可能」カチカチッ。ググって、見てみると同じ症状に悩まされる人の数多し。ただ、どの症例も919MBなどという、アホみたいに容量が少なくなっている例は無かったが、しかし、確かにメモリが半分に認識される症例はあるようだ。ははーん、これかこれかと思って、症例の解決方法を見る。メモリの認識に問題が有るので、メモリをカートリッジから、抜き差し。これでただしく認識させれば良いとのこと。
なるほどと思って、PCの外装を剥き剥き、中に並んでいるメモリを抜いては挿し、抜いては挿し――今の時代になっても、結局、解決はスーファミのソフトと同じかと思いながら、起動させてみると、
なんとメモリの認識変わってない。
やっぱ、スーファミじゃダメなのか!
と、思って、ちょいちょい落胆に暮れつつ、あきらめモードで次のページを探る。そこに出て来た文字はこれ。
Windowsの設定で使えるメモリ容量を制限することができます
えっ…と思って、msconfig立ち上げて、ブートの詳細を見てみると、チェックのついた最大メモリに以下の数字が、
919
どう考えてもこいつじゃん!
つーことで、チェック外したら、無事、2GB使用の状態に戻った。