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東杜来のブログです。月に1,2回の更新。

今読んでる面白い本。

が、ある。

 

「が、ある」

 が始まりの文章なんて読みづらいかもしれないけど、ともかくあるものはある。

 僕は読んだ感想をつらつらとブログに何文字も書けるような身分の者ではねーので、詳しい感想は避けておくにしても、面白いのは、エリック・マコーマックの「隠し部屋を査察して」である。

隠し部屋を査察して (海外文学セレクション)

 

 ちなみに、エリック・マコーマックと入れて検索すると、まず映画俳優が出てきてしまうと思うが、そうじゃない方の(作家)と書かれてある方のエリック・マコーマックだ。

 この本、何気なく、手にとって読んでいるのだけど面白い。短篇集なのだけど、全ての話が奇妙というか、とてもつもなく嫌な世界観から作り出されているというか。まあ、そういうところが素晴らしいじゃねーすかと。

 人が消滅するのを見て、人々が爆笑している描写がある話とか、この作者、心のうちになんか抱えてたんだろうなと疑りたくなること請け合い。一体、何回、殺人事件が起きたのかよく分からなくなって、最終的に主人公が何人も分身しちゃってる話だとか、まだ途中しか読んでいないのに、確信を持って言える傑作ぶり。

 くどいけれど、感想を詳しく書ける身分ではねーので、これ以上は書かないけど、読んで損はない。読み終わってないうちから断言。小説読みとしては最低の行為。ともかくとして、面白いですよ。

 エリック・マコーマックは「ミステリウム」なんかも書いてあるらしく、これもまだ読んでないけど、僕の直感的には、まあ傑作だろうと思うんで読んでいいと思う。読んでないけど、断言します。じゃ!